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ニューヨークタイムズ効果

 かけ足のラオス旅から帰ってきました。向こうでは真夏の暑さだったので、東京の寒さは身が凍える感じです。

 先月行ったばかりのルアンパバーン再訪だったので、今回は土地勘があって撮影しやすかったです(天気以外は!)。前回、ある僧院で17歳のお坊さんのポートレートを撮影したのですが、今回、早朝托鉢を撮影していたら、行列の中にそのお坊さんを発見。後で同じ僧院を訪問したら向こうも覚えていてくれたようです。ラオスにお坊さんの顔見知りができました。

 ルアンパバーン最終日、街の撮影をしている時、現地で17年前からアートや文化活動をしているという日本人女性に会いました。私がカメラバッグと三脚を持ってあちこちに出没しているのを何度か見かけたそうで、声をかけてくれたのです。

 ラオスをずっと見続けている彼女によると、ルアンパバーンの街は3年前ぐらいまでが良かったわ、とのこと。特に昨年の New York Times紙で「2008年に行くべき53の場所」のNo. 1にラオスが選ばれた途端、どっと欧米人観光客が増え、街の様相が変わったそうです。それまでは、世界文化遺産地区にもラオス人の住居が多かったらしいですが、観光が伸びるにつれて、ホテルやゲストハウスを作りたい会社に家を売ったり貸して、自分たちは街の中心から出て郊外に引っ越す人が増えたのだとか。たしかに、世界遺産地区では、僧院の僧侶以外では、欧米人のほうが目についたような。

 その勢いはこれからも加速するような気がします。今年はとうとうアマンリゾートがオープンする予定。当初のオープン計画から少々遅れているようで、現在はまだ工事のフェンスに周囲を覆われていました。ルアンパバーン中心街から少し離れた閑静なエリアに位置するリゾートの敷地はかなり広く、元は病院だった場所。そのせいなのか、ちょうど私がラオスを去る日に、僧侶を招いてお祈りしてもらうセレモニーがありました。リゾートオーナーのゼッカー氏もラオスまでかけつけたとか。

 のんびりとした平和な街でずっとあり続けてほしいと思いますが、ルアンパバーンにも変化の潮流が確実に押し寄せているのが実感できます。街の良さを感じるなら早めに行くのがいいのかも・・・。

 
by mayumiish | 2009-03-29 13:48 | アジア | Comments(2)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


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