石井真弓のブログ◎Apertures mayumii.exblog.jp

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写真家です。文章も書きます cMayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

The One and Only


いつでも、ワン・アンド・オンリーの人や物事が気になります。

自分が信じていることを守り、風を受けてもたった一人でもすくっと立ち続ける人の勇気や意志の強さにとても尊敬を感じます。

4月21日は2016年に亡くなったミュージシャン、プリンスの命日。
彼の人生での行いを知ると、彼こそワン・アンド・オンリーの一人だったなと思います。

プリンスが亡くなってから膨大な数の彼のミュージックビデオがYoutubeにアップされたのをいろいろ見ていました。そんな中で見つけたこのライブがお気に入りです。歌に込めた感情、エネルギー、ギターのテクニック、バンドとの一体感、音の良さ、ステージでの魅せ方がギュっと凝縮されています。

Prince "Motherless child"




こちらは伝説のハーフタイムショーといわれている、アメリカ、スーパーボール2007年の豪雨の中のステージ。特に最後のパープルレインは、彼ひとりで発するエネルギーの凄みを感じます。



ネットを見ると、世界中で愛されていたのがわかるプリンスです。安らかに・・・。
# by mayumiish | 2017-04-21 23:01 | アート | Comments(0)

魂に響いた和太鼓




桜が散り始め、いよいよ春本番ですね。ケヤキが新緑をぐんと伸ばし、生命の力を感じるこの時期が好きです。

先日一緒に仕事をしたライター、スーザン竹馬さんに誘われて、成田太鼓祭に行ってきました。日本最大の太鼓のお祭りだそうです。

朝は成田山新勝寺の本堂前に50数組、800名以上の演奏者が勢ぞろい。一つ一つの演奏グループを紹介した後、全体で演奏。勇壮!その後、成田山の参道に点在する各ステージでの個別演奏を見て、すっかり太鼓三昧をしてきました。

和太鼓、あらためていいですね。すぐ間近で聴いていたので、太鼓の音の大きな波動が全身を揺らして、魂までじーんと響いたような気がしました。

いくつか見た中で特に良かったのは男性二人組みの「鼓風」、そして「南多摩中等教育学校太鼓部」の八丈太鼓が圧巻でした。彼らが演奏する時の非常に真摯な眼差し、一心乱れぬ音のリズム、身のこなしのタイミング、勢いある音の切れ味に、まさに無心というか、とてもピュアな美しさを感じて感動してしまいました。横打ちが特徴だという八丈太鼓に興味を持ちました。いつか本場で見てみたいな。

iphoneでビデオを撮ってみたのでYoutubeにアップしますね。


# by mayumiish | 2017-04-17 00:50 | 日本 | Comments(0)

4月ですね!
東京あたりの桜は今週末が満開でしょうか?
そろそろ本格的に暖かくなりそうですね。

たまにはお仕事の報告を。
Google Arts & Cultureというウェブサイトが日本の手仕事を
紹介しているのをご存知ですか?
その中で、最近一つの手仕事について撮影を担当しました。

長板中形という染物です。
伊勢型紙を使い、藍染の美しい染物を作り出す熟練の染物職人さん、
松原伸生さんの工房での撮影です。
執筆は日本の手仕事に造詣が深く、著作も多い田中敦子さんです。
リンクを貼るのでご覧くださいね。
このサイトには紹介されていませんが、松原さんが染める単衣の藍染の着物は
藍の色合いが大変に美しく、また、伝統的なデザインでありつつ洗練されていて
とても素敵なものばかりです。
着物を着られる方は、きっとご存知でしょうか?





# by mayumiish | 2017-04-04 00:19 | 日本 | Comments(0)

館山の手仕事


もうすぐお彼岸ですね!
早く本格的に暖かくなってほしいものです。

先日、取材の船旅をしてきました。
クルーズ船で名古屋港を出発し、伊豆半島や遠州灘を越え、房総半島南端にある千葉県・館山港までのショートトリップ。

取材の合間、海辺を少し散策。夕日桟橋という名の長い長い桟橋を歩いて館山に上陸しました。その長さ、海岸から500メートルとのこと。滞在したのは数時間でしたが、面白かったのは海沿いに立つ「渚の駅 たてやま」。中に「渚の博物館」があり、ミニ民俗学博物館のような感じで、漁業で発展してきた町ならではの興味深い展示物がいろいろありました。

中でも見応えがあったのはこれ。
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万祝(まいわい)と呼ばれる、大漁を祝う晴れ着だそうです。とても味わいのある絵柄や色彩だなあと、足を止めてじっくり見てしまいました。
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作り方も説明されていて、型紙を使って染めるそうです。型紙を見ると茶色い柿渋で、まるで伊勢型紙のよう。
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思わぬ場所で手仕事の美を見つけてうれしくなったのでした。今でも作られているのでしょうか。だとしたら誰が作っているのか興味大。

また、意外なものも発見しましたよ。
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なんと、フランス人のフリーダイバー、故ジャック・マイヨール氏がかつて館山に別荘を持っていたそうで、そこで彼が使用していたタイプライターが展示されていたのでした。マイヨール氏は、私の好きな映画『グランブルー』のモデルになった人でもあり、館山に別荘を持っていたことに驚きましたが、ダイバーやマイヨール氏のファンには知られていることなのかな・・?

短い滞在だったので、今度は陸路で館山を再訪して、じっくり町を散策してみたいですが、まずは旅仕事の原稿書きです。



# by mayumiish | 2017-03-16 03:47 | 日本 | Comments(0)

3月ですね!
ひと雨ごとに春が近づいてくるのを感じます。

先日、試写会で映画『逆行』を観てきました。原題は「RIVER」。

送られてきたチラシによると「異国の地でのバカンスが・・・。逃亡者となった若きアメリカ人医師が、絶望的な疾走の果てに迫られる重大な決断とは・・・」とありました。

逃亡者のロードムービー?ということ以外、それほど予備知識がないまま映画のチラシをよく読むと、舞台がラオスとあり、さらに興味を持って観ました。

ストーリーは、ラオスの小さな村にあるNGOの病院で働く若いアメリカ人医師が、ふとしたことがきっかけで殺人を犯してしまい、警察に追われる身となってしまいます。医師を演じるのは、ロッシフ・サザーランド。同じく俳優のキーファー・サザーランドの異母兄弟だそうです。映画の最初のほうで事件が起こり、そこからずーっと逃げる逃げる。村から首都ビエンチャンに行き、メコン川を渡って・・・。最後に「なるほど、そうなんだ?』という意外な結末になるまで、ストーリー展開の読めないドキドキの緊張感が続くのでした。監督はジェイミー・M・ダグ。ミュージックビデオ制作から映画に移り、この作品が初の長編作とのことです。そういえば、セリフが少ない部分でミュージックビデオのワンシーンのような場面があり、ああ、やはり音楽のビデオを作ってきた人なんだな、と納得しました。

舞台がラオスということで、どんな風に描かれるだろうと思っていたら、逃亡者としての心象風景を現実に投影するとこうなのだろうというものを表す意図だった気がしました。ラオスの田舎は緑が多く、大変にのんびりとした場所で、特にメコン川が流れるエリアは山並みなども美しい風景なのですが、逃亡者の目には入らないかのように、重い重金属的な音楽が使われ、全体に重苦しい雰囲気を出していました。そういう意味では効果的な音楽の使い方。また、夜のシーンや怪しげな表情を醸すラオス人など、きっと欧米人の目に映るアジアのイメージなのだろうと思える質感や断片を、印象的に切り取っていました。

ストーリーはここであまり書きませんが、主人公をはじめ、助演の俳優たちもみないい味を出していました。病院の車を運転する役割の男性を演じるラオス人の俳優は、映画プロデューサーや脚本家でもあり、ラオスの近代映画のパイオニア的な人とのこと。また、短い登場ながら、安定感ある印象的な雰囲気を感じたバーテンダー役の俳優は、他の映画で最優秀主演男優賞を受賞したことのあるタイ人の俳優とのことです。

監督のインタビューを読むと、突然暴力に巻き込まれる医師を通して、人間の無関心や、秘められた暴力性にも焦点を当てたとのこと。ロードムービーとして、また人間の心理や行動力、倫理感を考えさせる映画としても面白い作品でしたよ。
今月3/11から公開とのこと!



# by mayumiish | 2017-03-04 05:19 | アジア | Comments(0)