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グリーティングカードの季節に

年賀葉書の発売がすでに始まり、今年もそろそろ準備する季節になりました。なんだかとても早く過ぎ去った気がする今年です。

ユニセフのグリーティングカードを時々お店で見かけますが、最近、日本ユニセフ協会のサイトでも販売していることを知りました。しかもグリーティングカードだけじゃなくて、日本式の年賀状もあり、ほかにも、おしゃれな柄のノートやファイルなどステーショナリー、キャンドル、玩具、衣服類などさまざまなアイテムが売られているのです。

日本ユニセフ協会・カードとギフト

売り上げは、製品定価の約50%が開発途上国での現地活動資金等として使われ、残りの25%はユニセフ製品の制作費、25%は管理運営費として使われるそうです。

ほかには、フェアトレードの団体クラフトリンクがネット販売しているグリーティングカードもあります。
クラフトリンク南風

ここでは、ネパールとバングラデシュからの多彩なフェアトレード製品を扱っています。バングラデシュの精緻なノクシカタ刺繍やダッカ織りなど、きれいな布のほかに雑貨などが充実です。今は秋冬もののアイテムが揃っているようですよ。

活動の母体はシャプラニールという団体で、フェアトレードで南アジアの女性たちの生活向上を支援する活動をしています。フェアトレードについての説明も詳しいのでチェックしてみて下さい。
# by mayumiish | 2006-11-08 23:58 | フェアトレード | Comments(0)

エキサイト イズム/シンガポールの記事が出ました

ウェブマガジンExciteイズムに、シンガポールの特集記事がアップされました。現在開催中の第1回シンガポール・ビエンナーレ(Singapore Biennale 2006)の特集と個性的なデザインホテルを紹介しています。

エキサイト・イズム「あなたの知らない、シンガポール。」

先月、編集者のKさんと一緒にシンガポールを巡って取材してきました。初のビエンナーレということで国を挙げてサポートしているようです。面白いのは、現在は寂れた廃虚となっている旧軍事施設を会場にしたものや、近年まで使われていた最高裁判所内をそのままアート展示の環境に使っていることです。

また、スリ・クリシュナン寺院やスルタン・モスク、観音寺、キリスト教会など、7ヶ所の各宗教施設にも意外なアート作品が展示されているのが、多宗教国家シンガポールならではのユニークな特徴でしょうか。

社会的メッセージ性の強い作品も多く目につきましたが、ややコンサバティブなシンガポール政府の検閲がゼロだったのが画期的なことのようです。今回はアジアからのアーティスト参加が6割とのこと。ビエンナーレの会場選択をはじめ、アーティスティック・ディレクターを務める南條史生氏(森美術館館長)の手腕が光っているようです。

アート展のテーマは「BELIEF」。主催側でオフィシャルな中国語訳を考えた結果「信念」に落ち着いたそうです。日本語からすると少し意味が違う気もしますが、中国語だとそうなるのでしょうか。街にビエンナーレのカラフルな広告を車体につけたタクシーが行き交っていました。車の屋根看板には大きな文字で[信念]。決意を秘めているようでなんだか面白かったです。

ところで、滞在中の食事については、さすが多民族国家。多彩な食を味わいました。中国料理、インド料理、アラブ料理、ベジタリアン料理、そしてシンガポール独特のプラナカン料理と、毎日違う地区に行って各エスニック料理を食べてきました。一番の充実は、やはり人口も多いチャイナタウンの中国料理のようです。早朝からオープンしているお粥の店や屋台がたくさんあって、飛び交う言葉は中国語。中心街に高層ビルが建ち並び、ビジネス大国のスマートなイメージのあるシンガポールですが、食の面ではエスニックぶりを深く楽しめます。

ビエンナーレは11/12までと閉幕が近いのですが、それまでにシンガポールに行く際は、ぜひアート鑑賞をおすすめです。時間のない場合は旧市庁舎(City hall)会場だけでも作品が多くて見ごたえがあります。
# by mayumiish | 2006-11-06 15:26 | MEDIA | Comments(4)

Divercity is Value

アジアは、単に「アジア」と一言でくくれない多様性を抱えている地域です。人々が信仰する宗教だけでも仏教、ヒンズー教、イスラム教、キリスト教など多くがあり、民族の数も数えきれないほど多彩です。

10月初旬にシンガポールに取材に行きました。まさに10月のシンガポールは多民族文化の国家であることを示す特別な月のよう。チャイナタウンでは「中秋」の満月を祝うランタンのお祭り、リトルインディアでは「ディヴァリ」と呼ばれる光の祭り、アラブ地区では、ラマダン開けの「ハリラヤ」のお祭りに備えて、各地区の大通りにそれはカラフルな電飾やデコレーションがしてあるのでした。

そんな中、シンガポールが国を挙げての初の国際的現代アート展、シンガポール・ビエンナーレ2006が11月12日まで開催中です。世界各地からのアーティストの作品をシンガポールの中心部、全19ヶ所の会場に点在させて展示しているのですが、アジアのアーティストを特に多く招いているのがこのビエンナーレの特徴です。日本からも草間彌生(オーチャード・ロードの並木をカラフルな水玉にして目立ってました)、杉本博司など有名アーティストが出品しています。

さまざまな作品の中、小さいながら印象深いものがありました。場所は旧市庁舎(City Hall)会場。ガラスケースに入った、ピカピカの金塊(メッキ)の表面に、

「The Diversity is Value」(多様性は価値)

との文字が刻まれている作品です。
作者はHossein Golbaというアーティスト。1956年生まれのイラン人です。

アジアの文化の豊かさは多様性にある、と見る作者が、人間の社会で「多様性」が大きな価値を持てば、他者への理解や、忍耐、許容などがもっと重要になるというメッセージを込めているのだそう。また、金塊をシンボリックなモチーフにしたのは、金にはユニバーサルな(国境を越えた)価値があるからということだそうです。

また、この金塊もどき作品は、ちょうどビエンナーレの開始頃にシンガポールで開かれたIMFの定期会合にもリンクさせているそうです。お金や商業主義への崇拝、また、お金自体は良いも悪いもないが、それを使う人によって意味が変わってくるという趣旨も含ませているとのこと。

ビエンナーレの公式ガイドブックによると、作者のGolbaさんは20歳の頃にイタリアに移って西洋のアートに触れて学んでいる間に、自国イランやアジアの文化の背景について考えるようになったそうです。現在はアジアのアートをリンクさせる活動もしているらしい。

「Diversity is Value」。私も共感する言葉ですが、作品としてメッセージする必要があるほど、逆に今の世界は多様性を認める社会ではないことを表わしてもいるようですね。シンガポール・ビエンナーレには社会的メッセージ性の強い作品も目立ったのですが、この作品の作家がイスラム国家のイラン出身というのも興味深かったのでした。

取材してきたシンガポール・ビエンナーレの記事が来週出る予定です。ただ、Golbaさんのこの作品は紹介していないのですが。記事が出たらまたお知らせしますね。
# by mayumiish | 2006-11-01 00:33 | アジア | Comments(2)

ボルネオ島出身のシンガーソングライター、ピート・テオさんのライブ

日曜日に、映画関係の仕事をしている友達Yさんのお誘いで、マレーシア人シンガーソングライター、Pete Teo (ピート・テオ)さんのライブに行ってきました。場所は渋谷の「クラシックス」。以前ジャンジャンがあった場所にできたライブハウスです。ピート・テオさんは俳優でもあり、今年の東京国際映画祭に出品されたマレーシア映画「Rain Dogs」にも出演しているそうです。

ライブの前に、ピートさんと面識のあるYさんの紹介で少し話しをしました。今までの知り合いのマレーシア人に多いタイプと違って身長が高く、握手した手の大きさが印象的でした。感性豊かな雰囲気のある人です。

ステージはアコースティックギター1本での演奏と歌でした。彼の歌について全く前知識がなかったのですが、初めの一曲目から心をつかむものがありました。メロディーラインはアメリカやイギリスのフォークロックに似た感じ(例えばポール・サイモン風)でアコースティックなサウンドが耳に心地良く、歌声がソフトで素敵なのでした。意外だったのは、彼の歌が全て英語だったことです。まるで西洋人が歌っているかのよう。Yさんによると、ピートさんはイギリスの大学で教育を受けたそうです。アジアの今どきの歌というと、ほかは中国などでよく聞くポップス系ラブソングぐらいしか知らないので、彼のスタイルは新鮮です。

歌の合間に静かな語り口で話すピートさん。今年で2回目の日本でのライブだそうですが、「日本のお客さんはとても静か」とのことで、あまりに行儀良く聞いている日本人に、初めは彼の歌が気に入られてないのかと心配したそうです。でも曲が終わると大きな拍手の反応でほっとしたとか。彼の出身地はマレーシアのサバ州とのこと。なんと、私の好きな熱帯雨林のあるボルネオ島です。それを聞いてたちまち勝手な親近感を感じてしまいました。小さな町が多いあのサバ州から国際舞台で活躍するシンガーが出たというのもなんだか感動です。

現在クアラルンプールに住んでいるという彼の曲は、マレーシアのヒットチャートでNo.1になっているそうです。マレーシアではきっとスターなのでしょう。歌はどちらかというと西洋的です。ライブでは、今年リリースしたCD「Television」からの新作と、前作のアルバムからの歌を披露してくれました。日常や社会を見つめたリリカルな感じの歌詞が多いようです。彼がTVを見ていて、亡くなった子供を抱いていたイラク女性のニュース映像からインスピレーションを受けたという曲「Shine」、アーティストの友人の人生を歌った「Blue」、メロディーがキャッチーな「Carnival Hall」など、印象的な曲がありました。

ギター1本で約1時間のステージを終えた後に、アンコールでまた数曲。最後の曲は、彼のふるさとサバ州の州都、コタキナバルをテーマに作ったというナンバーでした。「コタキナバルという名前は歌いにくいので、以前についていた名前、ジェッセルトンという名前をタイトルにした歌です」とのことで、「Jesselton tonight」という楽しいメロディーのラブソングを歌ってしめくくりました。

ステージの後に、ピートさんがYさんと私のところに来てくれて、また少しお話ししました。彼はサバ州の小さな町、タワウの出身とのことです。私はサバ州の熱帯雨林が世界で好きな場所の一つなので、「私はコタキナバルに行くときはたいていJesselton Hotelに泊まるんですよ。Danum Valleyもいいし」などと、ボルネオ島の話しで少し盛り上がりました。会場で売られていたピートさんのCD2枚をYさんと1枚ずつ分けて買い、アルバムにサインしてもらったら、彼が名前のそばに書いてくれた言葉は 「Jesselton hotel rocks!」。

私が、ボルネオで年々熱帯雨林が消えて、ココナツオイルヤシのプランテーションになっていることを憂慮していると話すと、彼も熱帯雨林の減少を心配しているようで、それについての歌も書いたとのことでした。ぜひ聴きたいものです。

Pete Teoさんの曲はネットでサンプルを聴くことができるので興味がある人は聴いてみて下さい。おすすめCDは「Television」と「Rustic Living for Urbanites」です。中国のニ胡などアジアの楽器でオリエンタルな音色のアクセントを入れた曲もあって良い感じです。英語で歌っていることもあり、きっと、国際的にも受けるのではないでしょうか。マレーシアにもこういうシンガーがいたなんて。誘ってくれたYさんに感謝です。

Pete Teoさんのオフィシャルサイト
# by mayumiish | 2006-10-31 01:30 | アート | Comments(0)

ミャンマーとベトナムの記事

東南アジアは写真の撮りがいのある地域です。日の出と日没、そしてその前後の神秘的な時間の美しい光景を最も多く見てきたのが東南アジアです。

今年の2月にミャンマーに撮影旅に行きました。
東南アジアのアセアン諸国が加盟する国際機関、日本アセアンセンターに、今年からミャンマーも加盟することになり、その写真ライブラリー用の写真を撮影するためでした。

ミャンマーに行ったのはちょうど10年ぶりでした。軍事政権の問題がありながらも、ヨーロッパなどからの観光客が多いため観光業は少しずつ発展しているようで、遺跡のバガンなどに、おしゃれなリゾートホテルができていたのにはびっくりしました。ミャンマー人の通訳と一緒に約2週間かけてあちこちを旅して回り、日の出と日没をたくさん見て、写真をたくさん撮ってきました。写真は日本アセアンセンターHPのフォトライブラリーにアップされています。その旅についての小さなエッセイが、日本アセアンセンターのニュースレター「ASEAN-JAPAN CENTRE NEWS」の10月号に掲載されました。

ミャンマーは東南アジアの中でも、大変に面白い国です。ヤンゴン、マンダレー、バガン、インレー湖周辺など、土地ごとに多彩な文化があり、美しい遺跡や自然の景観が残っているのです。ミャンマーの人々のほとんどは敬虔な仏教徒で、おだやかなたたずまいが印象的です。けれども、やはり政情の問題で、国際的にクローズドな部分が大変に残念です。

ミャンマーとベトナムの記事_a0086851_13362831.jpg

また、この夏にベトナム中部の古いたたずまいが残る街ホイアンで撮影した記事が「TOMORROW」(ライフカード誌)11月号に掲載されます。会員誌なので書店には並ばないのですが、ライフカード会員の方のお手元には届くかと思います。ホイアンを訪れたのは、月に一度のランタン・フェスティバルの日。ホイアン名物のカラフルなランタン作りの店や、古に貿易港として栄えた印を残す古い商家、ランタンの明かりが美しい夜のお祭りを訪ねてきました。やっぱり日の出前から起きて撮影し、日没後にランタンの明かりが灯るお祭りまでが紹介されています。
# by mayumiish | 2006-10-21 21:37 | MEDIA | Comments(0)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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