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ボルネオ島の熱帯雨林を復活させよう

しばらく前になりますが、東京国際フォーラムで開催された
「パーム油とCSR」というフォーラム&シンポジウムに出席しました。

東南アジアのボルネオ島がテーマで、

「第1部:企業フォーラム/責任ある原材料調達をどう実現するか
パーム油から学ぶCSR」

「第2部: 公開シンポジウム/生命輝くボルネオの森
保全にかかわる人と企業」

です。

「持続可能なパーム油」(SPO: Sustainable Palm Oil)生産の
取り組みや生態系を守る森林保全の活動を紹介して
ボルネオの森を考える、というイベントでした。

以前ブログにも書きましたが、
近年、パーム油のプランテーション増加によって
ボルネオ島の豊かな森がどんどん減少しているため
大変気になっています。

持続可能なパーム油生産を奨励する
国際的円卓会議(RSPO: Roundtable on SPO)や
ボルネオ島の森の現状などが話されましたが、
現在、世界の自然油で最も多く生産されているのが
パーム油(その約90%がマレーシアとインドネシアで生産)
だそうです。
コストに比べた生産量が断トツに良いとか。

そのほとんどは食品と洗剤に使用されてるそうです。
今後、さらにバイオ・ディーゼルのパーム油利用が
参入予定ということで、
森林の減少がますます進むのでは、という危機感を強くしました。
業者はパプアニューギニアの島にもプランテーションを増やしているようです。

森がなくなることで、動植物の生態系の破壊だけでなく、
森の中で暮らしてきた少数民族が土地から追い出されるという
問題も起こっているようです。

また、ボルネオ保全トラストの坪内俊憲氏のスピーチによると、
キャノピー(樹冠)のある森は、400トンのカーボン(二酸化炭素)を
半永久的に閉じこめるが、
パーム林では1、2年でカーボンが大気に戻っていくそうです。
だからよく考えると、森を壊して取得するパーム油から
作るバイオディーゼルの導入は、
環境に本当に良いのだろうかと問いかけていました。

アル・ゴアの「不都合な真実」で、あるデータが示されていました。
北半球の冬にあたる時期、地球の二酸化炭素量が増加するとのこと。
その理由は、冬に森林が葉を落として光合成をしないからだそうです。
そう考えると、熱帯雨林は一年中光合成できるので
なおさら貴重ではないでしょうか。

そんな中、「緑の回廊プロジェクト」は一筋の明るい光です。
せめて、ゾウやオランウータン、テングザルなどの動物が生活の場にしている、
曲がりくねったキナバタンガン川沿いの土地を買い取って、
そこを森林保護区にしようというトラスト運動です。

ただ、土地の値段に対して募金がまだまだ足りないので
大きな努力が必要です。
香港のある投資家が1億円寄付したとのことですが、
日本からの寄付は企業を含めてまだ少ないそうです。

ニュースレターによると、現在3ヶ所の土地購入を検討中らしく、
1箇所などは30万円程度の値段と、
緑の回廊を部分的に細かく増やすには手が届かない
値段ではないようでした。

現在、日本の食品や洗濯洗剤などに使われるパーム油のほぼ全ては、
ボルネオ島の森林を切り開いたプランテーションで
生産されたものです。
パーム油を利用する日本企業などにも、積極的に
募金に参加してもらいたいものです。
また、この運動をなんとか広くPRできないものかな、と思います。

ゲストで登場した歌手の加藤登紀子さんは、
「Now is the time」(TV朝日「素敵な宇宙船地球号」のエンディング曲)
の歌を披露した後で、
ボルネオ島に行かれた時の体験を話してくれました。

さすが、言葉で人の心に訴えるプロです。
彼女が話し始めたら、たちまちあたりにボルネオ島の風が吹き、
熱帯の湿った空気や緑の森で会場が満たされていくような
雰囲気に包まれました。
ボルネオの森の貴重さ、それを守ることの大切さについて、
他のパネラーの誰の話よりも人々の心に届いた気がします。

加藤登紀子さんも話していましたが、
私もボルネオ島のジャングルでの夜を思い出す時、
地上に降り注ぐ満天の星空や白銀の天の川が今もはっきり目に浮かびます。
全方位からは夜の虫や動物、カエルなどの声が聞こえ、
呼吸する森の圧倒的な生命エネルギーに
囲まれているのを体感できるのです。

森の美しさ、生命の多様さを多くの人が知れば、
ボルネオの森の保護が推進できるのかな、と思います。
なので、少しでも多くの人にぜひ一度は
ボルネオ島の(だけでなく)本当のジャングルに行ってみてほしいです。
快適なロッジもあり、エコツアーとして態勢が整っていますよ。

ところで、フォーラムの会場で、
ボルネオ島に共通のナチュラリストガイドの知り合いを持つ
写真家にお会いしました。
動物写真家の横塚眞己人さんです。

で、横塚さんが、明日10/31の朝8時から、
名古屋のZIP FMのTOYOTA WORLD WIDERSというコーナーで、
10分間くらい生で電話トークするそうです。
ボルネオ島について語るとのこと。
東京では受信できませんが、名古屋方面の方はぜひお聴き下さい。
by mayumiish | 2007-10-30 18:03 | ボルネオ島 | Comments(0)

バリ島のヨガ教師来日

インドネシアのバリ島から来日中のヨガ教師、Dr.ソンビール(Somvir)が
東京のインド大使館で講演するというので出席してきました。

Dr.ソンビールの出身はインド。
バリ島にBali-India Foundationという組織を持ち、
現地のテレビ番組でもヨガを教えているというセレブなヨガ教師です。
4歳からヨガを学んでいるとか。

アシュタンガヨガが専門ということで、その精神の教えやプラナヤマ(呼吸法)、
アーサナ(ポーズ)を披露していただき、一緒に練習しました。
その中で、いくつか印象的だったことがあります。

夜寝るときは、左側を下にして横たわると良いとのこと。
左の鼻からの呼吸は「月の呼吸」で夜に大切、
右は「太陽の呼吸」で日中に大切だそうです。
左を下にすることにより、身体の機能が良くなるそうなのですが、
これまでは右側が下のほうが良いとばかり
思っていたので、びっくりでした。

なので、左を下にすると心臓が圧迫されるのでは、
と質問したところ、問題ないとの回答でした。
今晩から左下で寝ます。

また、ヨガの教えの大切なことの一つは非暴力と平和とのこと。
自分内部の平和を目指すだけでなく、
人々が結束して世界すべての平和を目指すことが大切である
と力説していました。
ヨガとは、Unity、統一、結束という意味を持ちます。

彼が観察するに、
今の世界は、良い人々は結束せず、
悪い人々はよく結束している(マフィア組織とか?)のが
現代社会の問題だと言います。
言われてみればそうかもしれませんね。

良い人々、特にヨガで精神のコントロールや叡知、心を
学ぶ人々は、結束して平和な世界を作るように
働きかけてほしい、
とのメッセージが心に残りました。

インドヨガは、単なるフィジカル・エクササイズでは決してなく
一つの文化なのだと気づき、
そのエッセンスの小さな一滴が
ポタッと心に垂らされたような気がした時間でした。
by mayumiish | 2007-10-26 00:50 | ヨガ的生活 | Comments(2)

ナヴァラトリのお祭りと断食

ニュースを見ていたら、比叡山の延暦寺で「堂入り」という
天台宗の修業を果たしたお坊さんのことが
紹介されていました。
お堂の中で9日間の断食をしたそうで、
「千日回峰行」という荒行の中の最難関の行いだとか。
なんでも戦後12人目の達成者とのことで
修業の厳しさがうかがえます。

お坊さんがお堂に入ったのが10/13で、
フラフラになって完了したのが21日の未明とのこと。
というと、私がヨガのフルーツ断食(対照的に
とても楽だったのですが)をしていた
9日間、10/12〜10/20と
ほぼ重なりますが、偶然でしょうか。

昨日、ヨガの師シュクラ先生のお宅で、
断食明けの食事をいただいてきました。
先生によるとこの断食は、インドで春と秋の年2回、
太陰暦に合わせて行うイベントとのことでした。

家に帰ってから調べてみると、
この時期、インドではヒンドゥーのお祭り、
ナヴァラトリ(Navaratri)があったようです。
ドゥルガーという女神に関連した9日間の祭りが年に2回あり、
それに合わせて、9日間のフルーツ断食をする習わしがあるそうです。
先生とともに私たちヨガの生徒がやっていたのは、
特にヨガのトリートメントというわけではなく、
どうやらインドのお祭りの一環だったのでした。

天台宗である延暦寺の断食行と
インドのヒンドゥー教の祭りナヴァラトリの日にちが重なったのは、
やはり単なる偶然だったのでしょうか。
by mayumiish | 2007-10-21 21:08 | ヨガ的生活 | Comments(0)

チャリティー写真展の出品人数が確定しました

フルーツ断食を始めて、今日で6日目。
始めの1,2日目は空腹を感じる時もあったのですが、
今はそんな空腹を感じることもなく、身体も軽くて快調です。
お米やパン、豆、肉類を食べなくてもエネルギーを
保てることがわかったのが、今回の発見です。
体重を量ったらこの6日間で1kg減っていました。

断食というよりは、「フルーツダイエット」と
知り合いの編集者さんが認識していましたが、
言われてみればそうかもしれません。

ところで、毎年恒例となった
「第11回写真家達によるチャリティー展」に出品する
写真家の人数が確定しました。
今年は出足が好調だったようで、
昨年よりさらに多く、212人が出品予定です!
プリント作品の点数は約500点。
見ごたえのあるチャリティー展になることと思います。

チャリティー展の開催は
12/14(金)~12/17(月)
フジフォトサロン東京(東京ミッドタウン・六本木)にて行われます。

近づいたらまたお知らせをブログに書きます。
by mayumiish | 2007-10-17 12:15 | フォトボランティア | Comments(0)

断食スタート

ヨガの先生が9日間の断食をするということで、
私たち生徒もならって一緒にスタートすることにしました。
インドでは、年に2回の季節の変わり目に断食をする習慣があるそうです。

断食といっても、フルーツや野菜、ナッツ類、ヨーグルトはOKの
フルーツ断食です。
食べるのは朝晩2食にして、その間はジュースやお茶を飲んで良いそうです。
NGなのは、穀物、豆類、珈琲、お菓子、魚、肉だとか。

今日で2日目。
昨日は、六本木ヒルズの森美術館で今日から始まった展覧会
「六本木クロッシング」の内覧会に行きました。
その時は、バナナ2本を持って出かけ、
途中でとてもお腹が空いたので、六本木ヒルズで
ぱくぱく食べましたがまだ足りず、
家に帰る頃には大変空腹で、血糖値も下がっているのを感じました。
すると、脳もよく機能しない気分がします。
なので、ジャガイモを一つ茹でて食べたら落ち着きました。
その後、ピーナッツも食べてしまいました。

そして今日は、朝はバナナラッシーとみかん。
バナナ、リンゴをヨーグルトでミックスしたフルーツサラダ。
昼は、ナタデココ、リンゴ、バナナ、キウイとココナツミルク。

夕方から外出があったので、
その前に、バナナ、リンゴ、クルミ、ドライプルーン、はちみつ、
ヨーグルトを食べました。

外出先ではチャリティー写真展運営メンバーの会合があったのですが、
来ていた約10名で出前を取ろうということになり、
人々が親子丼やお蕎麦をおいしそうに食べる中、
私は、「ラマダンか?」などと言われながら、
なんとか食べずに過ごしました。
外出前にフルーツをたくさん食べたせいか
幸い、他の人が食べるのを見ても空腹を感じず、
家に帰ってから、みかんとクルミ、オレンジジュースを摂りました。

フルーツのみだと果糖で腹持ちしませんが、
クルミなどのナッツ類を食べるとだいぶ違う気がします。
逆に満腹感さえ感じるので、食べ過ぎるとNGみたいです。

断食は一人でやると思うと大変です。
でもヨガ友たちと一緒に実践しているので
今のところは楽しんでやれています。
同じフルーツばかりだと飽きるから、3日目の明日は
ほかのものを調達するつもりです。

ところで、断食は、英語では「fast」と言います。
fastには「速い、速く」という意味がありますが、
他に「堅く締まった、堅く」という意味も持つことからきているようです。

そういえばファスナーは「fastner」と書き、閉じるものを示しますね。
飛行機に乗って聞く英語アナウンスは
「Fasten your seat belt」(シートベルトを閉めて下さい)。

「breakfast」(朝食)は、閉じたものを壊すという
意味から由来しているとか。
それなら、毎晩寝ている間の数時間はプチ断食ともいえるのでしょうか。
by mayumiish | 2007-10-13 23:46 | ヨガ的生活 | Comments(3)

曉の女神

今朝の東京は、光が強くて澄んでいましたが、
だんだん雲が厚くなってきて雨模様になりました。

ヨガのレッスンで特訓した「太陽礼拝」
(Surya Namaskar/スーリヤ・ナマスカール)を最近、
毎朝家でやっています。
12の連続したポーズからなる動きで、背中や足、腕の筋肉が刺激され、
身体が温まって朝の運動としては最適です。

ところで、太陽礼拝をきっかけに、
インド神話の太陽神「スーリヤ」について調べていたら
「ウシャス」という「暁の女神」もいることを見つけました。
夜明けの光を神格化した女神で、太陽神スーリヤの母、
または恋人とされているそうです。
古代インドの聖典「リグ・ヴェーダ」に登場する女神の中では、
最も多くの賛歌を持つ美しい女神だとか。

ウシャスは、夜の闇を払い、
あらゆる生命を眠りから覚まし活動をうながすとされているそうです。
そして、後を追ってくる太陽神スーリヤがウシャスを
抱きしめる(=日の出?)と消えてしまい、
翌朝再び姿を現すのだそう。

ああ、なるほどー!と思いました。
神話には数々の神がいますが、この女神ウシャスの存在、
はっきりと感じることができます。

私は写真撮影の旅に出かける時、
たいてい夜明け前に宿を出て撮影場所に到着します。
これまで数々の場所で見てきましたが、
日の出前は一日のうちで最も特別な時間です。
深い静寂があたりを包み、空が暗い群青色からだんだんと
明るくなるにつれて、刻々と色を変えていく光景は、
言葉で表わせないほど神秘的。
天空で女神ウシャスが手を広げていると言われたら、
そうだな、とすんなりうなずける神々しい空間が現れるのです。

そして、太陽の光が地平線から上るやいなや、
ウシャスがいた面影は消え去ってしまいます。
名残りを惜しむ間もなく、多くの生命が活動を開始する時間、
朝の日常へと移り変わり、それはまるで別世界です。

そんなことを思い浮かべると、古代インドの人々が
曉の時間を女神に見立て、多くの賛歌を送ったというのに
同意できるのでした。

ならばと、ほかの神話に出てくる暁の神をつらつら探してみると、
日本の「古事記」に太陽の神「天照大神」はいるものの、
曉の神は見当たりません。
しかしギリシャ神話にはいました。暁の女神「エオス」です。
エオス=EOS(イオス)。
なんと、私も使っているキャノンカメラのモデル名だったと、
あまりに今さらながら知りました。
ニコンの商品「ニコンようかん」を知った時以上の驚きです。

そういえば、キャノンカメラの新製品EOS 40DのCMを見ると、
カメラを手にした俳優の渡辺謙が湖上のボートに乗っている
シーンがあります。
あの場面こそ、女神エオス(=ウシャス)の世界を
ありありと表現しているのです。

不安定なボートの上で日の出の撮影ができるのか、
というギモンはさて置おき、EOSへの賛辞を上手く表わしたCMだなー、
と感心したのでした。

ヨガからカメラへ、ちょっと変なリンクですが、楽しい発見でした。
by mayumiish | 2007-10-08 10:41 | アジア | Comments(0)

ガンディーの誕生日

東京はめっきり秋めいてきましたね。

今日10/2は、インド建国の父と称されるマハトマ・ガンディーの誕生日でした。
インドは祝日だそうです。彼は1869年生まれ。生誕138年を数えるのですね。

ガンディーというと、彼が俳優ベン・キングズレーに
まるで憑依したと思えるほど名演だった
映画「ガンディー」(ガンジー?)を思い出しますが、
今年、「ガンジー、わが父」(Gandhi my father)というインド映画が
できたそうです。

内容は、ガンディーの長男ハリラル(4人息子がいたそうですね)の
立場から見た父ガンディーについての作品とのこと。
インドの独立運動に燃える一方、自他に厳しかったガンディーは、
息子のハリラルに対して温かい触れ合いがなく、
最後、ハリラルはホームレスみたいな状態で亡くなったそうです。

インドではこの夏に上映されたそうですが、
「建国の父」の暗部に焦点を当てた作品なので、
評価が分かれたことが想像されますね。
インドのサイトでは、「勇気ある試み」などと評されていました。

この映画は、今月の東京国際映画祭のコンペ部門でも上映されるそうです。
東京国際映画祭「ガンジー、わが父」

それにしても、偉大な功績を残す人が、一方で家族の幸福を犠牲にする
構図というのは、どこでもいつの時代も同じなのだなと、
いろいろ考えさせられます。
by mayumiish | 2007-10-02 21:55 | 人々 | Comments(4)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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