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映画と社会

今年のアカデミー賞は話題がたくさんでしたね。マーティン・スコセッシが「Departed」でとうとう悲願の監督賞や作品賞を受賞したり、惜しくも受賞できませんでしたが、日本の女優や「硫黄島からの手紙」がノミネートされたりと。

そして、日本でちょうど上映中の話題のドキュメンタリー映画「不都合な真実」が、ベスト長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。この映画に登場し、地球温暖化の危機を説いて回っている前アメリカ副大統領アル・ゴア氏は、この活動によって今年のノーベル平和賞にもノミネートされています。

このところ、現代社会へ問題を投げかける映画がメジャーな注目を集めるようになりましたね。マイケル・ムーアの「ボーリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」のヒット頃からでしょうか。日本では現在、タンザニアのビクトリア湖の魚を巡る環境破壊の映画「ダーウィンの悪夢」がヒット上映中だそうです。

ところで、今月はベルリン映画祭もありました。毎年仕事で行き、つい先日映画祭から帰ってきたばかりの友人Yさんによると、今年は日本のドキュメンタリー映画「選挙」に現地の注目が集まったそうです。内容は、川崎市議会の補欠選挙に立候補した素人の新人候補者の選挙活動を淡々と追ったものだとのこと。監督はNY在住の日本人で、その候補者に知己があり、立候補することを知って映画を撮影することにしたとか。

日本でおなじみの選挙活動風景(名前をひたすら連呼、なぜか白手袋などなど)は日本人にとっても異様に思えますが、ベルリン映画祭の観客たちにはさらにウケていたそうで、監督にたくさんの取材が殺到していたとのことでした。日本での配給も決まる予定らしく、ぜひぜひ観たいものです。今年は日本も選挙イヤーだし、きっとヒットするのではないでしょうか。

映画が社会の現状にスポットを当てて、一般の人々をインスパイアする現象は「不都合な真実」のヒット(アメリカでもヒットだそうですね)を機に、これからもますます大きくなりそうな予感がします。実際に「映画を観てアクションを起こそう」という主旨のサイトPARTICIPATE.NETがあります。オークションサイトe-bayの創業者であり、ソーシャル・アントレプレナーのジェフ・スコール氏のスコール財団が作った組織です。コンセプトは、Movies have the power to inspire. You have the power to act. Participate! 。どう社会にアクションを起こすかの提案や情報が満載で、とても役立ちそうなサイトです。

などといろいろ書きつつも、「不都合な真実」をまだ観ていないので、今日は原稿仕事を早々に切り上げて、これから映画館で観てきます。
by mayumiish | 2007-02-26 16:13 | 地球・自然・エコ | Comments(2)

エコ・リュクス!

雑誌「マリ・クレール」を見ていたら「エコ・リュクス」という言葉が目に飛び込んできました。この号では、地球温暖化の問題をアル・ゴア氏が投げかける映画「不都合な真実」に合わせて(?)大きなエコ特集を組んでいます。題して「『不都合な真実』を私たちだって知りたい!」。そして、エコな生活を送ることがリュクス(贅沢)だと提案しているようです。

この「リュクス」(luxe)という言葉、ここ2、3年前から女性誌で多く使われていますが、とうとうエコ・リュクスときたか!と感心してしまいました。

雑誌の中では、温暖化が原因とされる水位上昇によって水没の危機がある太平洋の島ツバルをレポートしたり、坂本龍一氏などエコ・リーダー(?)たちのエコへの個人的な取り組みなどなどを多岐に渡って紹介していて、興味深いです。

つい最近はネット内で「エコかっこいい」という言葉も見かけました。このネーミングもなかなかのアイデアですね。ネットには、参考になるようなエコ系のサイトも多いし、エコがかっこいいという認識がどんどん広まって行くのは良いことですが、かっこ良くても悪くてもエコな生活が必要な現在なのかな、と思うので、一時の流行にならず、より多くの人や企業に広まるといいなと思います。

ツバルの水没問題を紹介する日本語サイト
Tuvalu Overview

道路が思いきり冠水している写真や水位のデータなど、多くのインフォメーションがあります。
by mayumiish | 2007-02-16 19:31 | 地球・自然・エコ | Comments(6)

ヨガつながりでベジタリアン 2

ヨガの帰りに用事で中野駅に寄った帰りに、以前から気になっていたベジタリアンのお店「香林坊」でランチを食べた。中野には「Govinda's」というお気に入りの店もある。そちらはインド料理がベースのメニューだが、「香林坊」は、台湾の精進料理だ。

「香林坊」は中野ブロードウェーの2階。一見アヤシゲな小さい店がこまごまと並ぶフロアの一番奥のほうにある。10人も入ったら満席になりそうなカウンター式の小さいお店だ。中央にあるキッチンで、生き生きした瞳が印象的な女性が料理を作ってきりもりしていた。麗安さんという名前の彼女は台湾の人で、来日して30年とのこと。ベジタリアン生活を20年以上続けているそうだ。

メニューは台湾素食。「素食」と書いて、「菜食」(=ベジタリアン)という意味だという。肉や魚は一切使わず、キノコの茎を肉のように用いているそうだ。豆腐やトマト、ごぼう、椎茸、海藻、などをバランスよく使った日替わりの定食が美味しかった。

麗安さんが言うには、ベジタリアン生活の効果はすぐには表われないけれど、更年期を過ぎてからの体調に、ぐんと違いが出てきたとのこと。年齢的には40歳代後半か50歳代前半に見える彼女のお肌は、とてもつやつやしていた。ただ、ベジタリアン生活をしていても気体などで周囲から毒素が身体に入るそうで、菜食を初めてから1年に一度、足指の間に水泡のようなものができるようになり、それはデトックス現象なのだそうだ。身体の毒素は足にたまるというけど、そういうことだろうか。

食べ物だけでなく、興味深いお話をいろいろしてくれる麗安さん。台湾の実家は漢方薬店とのことで、漢方のことにも詳しそう。初めて行った店なのにとても打ち解けてしまい、前から知っている人のような気がするのが不思議だ。麗安さんによると、ベジタリアン生活の効能として、心身ともにピュアになるので自然や社会など周囲の動きを非常に敏感に感じとることができるとのこと。

そういえば、私のヨガの先生も、ヨガでそういう力を体得できると常々話している。場のバイブレーションを感じとることができたりと、底知れない不思議なパワーを持っていそうな先生も本場インドのベジタリアン。やはり食生活と関連性が深いのだろうか。麗安さんの話とヨガの先生の話のキーワードの多くが共通していて興味深いのであった。

麗安さんによると、台湾人口の約1/3がベジタリアンだとのことだが、本当だろうか?現地にはたくさん素食店があるそうだ。眩く台湾ベジタリアン料理を堪能しに行きたくなってきた。

香林坊の紹介サイト
by mayumiish | 2007-02-09 16:03 | ヨガ的生活 | Comments(4)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


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