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Velvia、LOVE。

今日はバリ島で撮影した写真の現像フィルムを取りに行きました。

バリでは朝晩のお天気が今一つ不安定で、日の出や日没の時間は毎日曇りがちだったので、撮影中もいまいちすっきりした気分でできませんでした。でも、上がってきたイメージを見て一安心。フィルムがなんとか光をとらえてくれました。

私が撮影で最もよく使うのは、フジクローム Velvia(ベルビア)ISO50というフィルムです。私のHPのギャラリーに載せている写真はほとんどがVelviaで撮影したものですが、特に早朝や夕暮れといった、光が美しい時間にとても活躍してくれます。肉眼では見えないような微妙な光のグラデーションを繊細にかつシャープにとらえ、予想以上の美しい仕上がりをライトボックスで見る時のうれしさと言ったらありません。デジタルカメラもきれいな色を再現しますが、Velviaが写す光の透明感とグラデーションには、まだかなわないような気がします。

なんと、このVelvia、なぜか富士フィルム会社が一度生産中止を発表したのです。けれども、存続の強い要望が続いた(当然!?)ため、Velvia IIという製品としてVelviaとほぼ同等の製品を作ることにしたとか。今年の春から登場するらしいです。現在のところはフィルム店でVelviaを買えるので問題はありませんが、なるべく同じ品質でいてほしいものです。

ところで、今月半ば頃に、富士フイルムが銀座の並木通りに新たなテナントビルを建て、この春オープン、というニュースを見ました。そのビルの名前はなんと「銀座Velvia館」。フィルムの名前をビルの名称にしてしまったのです。4/19にオープンで、ファッションやインテリアショップ、レストラン等が入る予定とのこと。

富士フィルムのプレスリリースによると、「ベルベットのような高い質感のスペースという意味合いから、質感を美しく表現する富士フイルムの超高画質フィルム『Velvia』にちなんだ、『銀座Velvia(ベルビア)館』といたしました」とあります。でも私は、もしや2年ほど前にVelviaフィルムの生産中止を一度決定した時点に「名フィルムだったから名前だけは残そう」などという理由でビルに命名したのではと、一瞬思ってしまいましたが。しかしながら、Velviaには100と100Fもありますので、やっぱり純粋にVelviaへの愛着からの命名でしょうか。

カラーのポジ写真を撮る人ならばきっと必ずピンと来るこの名前。一方で、一般の人々にとっては、「Velvia館」といっても、さっぱり何のことかわからないだろう点も、また興味深いところです。

ビルのオープンとともに、Velvia IIがVelviaと同じクオリティーで登場することを期待しつつ待つ春です。

富士フィルム ニュースリリース 「銀座Velvia(ベルビア)館」 平成19年4月19日(木)オープン
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by mayumiish | 2007-01-27 22:09 | PHOTOGRAPHY | Comments(2)

バリ島から帰ってきました。

仕事でバリ島の取材に行き、今日帰ってきました。

前回のバリではアートや手仕事のクラフトにフォーカスしましたが、今回は、新しくオープンしたブルガリのリゾートホテルの取材です。

イタリアのブランド、ブルガリがホテル分野に進出して二つめとなるリゾートなのですが、さすがに一流ブランドならではのこだわりや、バリ島を意識したクリエイティブなデザインをすみずみまで表現し、かつ肩の凝らないカジュアルな開放感を感じられる素敵なホテルでした。ただ、私は日の出前から日没まであちこちと撮影に忙しくて、残念ながらのんびりできる時間は食事の時ぐらいだったのですけれど。

ホテルに宿泊していた日本人の建築家と知り合いになったのですが、その人が世界各地で見てきた中でも、格段にすぐれた土地(急勾配なのです)や素材の使い方、デザイン設計だと感心してお話ししていました。

今回の滞在中はリゾートから一歩も出なかったので、女性たちがバティックのサロン(腰巻き)を身に着けて寺院を行き来したりするようなバリ島らしい光景は、空港からタクシーでホテルに行く道すがらにちらりと見ることができただけでした。でも、バリ島のほかの場所で見た事がない素晴らしい布「ソンケット」をホテルで目にすることができ、アジアの布好きの私としては、もう一つの収穫でした。

ソンケットは、シルクの布に金糸、銀糸を使ってさまざまな模様を織り込んだ美しい手織りの布で、バリ島の王族や裕福な人々が式典などで身に着けるのだそうです。模様は花や月、蜂など自然界がモチーフです。他のアジアの国では、ブルネイでも式典の際に身に着けます。この布を一幅織るのに約6ヶ月かかるとのことですが、このホテルでは各ヴィラのベッドカバーにその精緻な布が使われています。そのことだけでも、ホテルの並々ならぬこだわりをひしと感じたのでした。
by mayumiish | 2007-01-26 21:05 | アジア | Comments(0)

「GQ」ジャパン3月号に記事掲載です。

「GQ」ジャパンの2007年3月号(1/25発売)に、香港で取材してきた記事が掲載されます。

タイトルは

「映画『墨攻』の主演男優は
アジア多国籍映画の
キーパーソンでした。」

香港の映画スター、アンディ・ラウの多彩な活動にフォーカスした記事で、私は写真を担当しています。文章は坂野ゆかさんです。ちなみに、アンディのポートレート写真の下に並んでいる映画のロケシーン写真は私の撮影でなく、映画会社の写真です。

2月3日から映画「墨攻」が日本で公開されますが、この作品でアンディ・ラウが主人公・革離を演じています。香港プレミアの日に取材に行き、帰国後、映画をひと足先に観ましたが、歴史大作に仕上がり、骨太さを表現したアンディの新たな一面も感じられる作品です。

この映画の大きな特徴の一つは、香港、中国、台湾、韓国、日本からの俳優やスタッフが集結したという、まさにアジアの才が詰まった多国籍作品ということです。原作は、古代中国を舞台にした日本の漫画「墨攻」とのこと。'90年代に連載当時高い人気を博し、海外でも広く読まれたそうです。中国で「兼愛」や「非攻」を唱えた実在の思想家集団「墨家」をモデルにした話とのことで、原作ファンには楽しみなのではないでしょうか。ただ、漫画の革離とアンディ革離の風貌が似ても似つかない(漫画のほうはスキンヘッドにあごヒゲで格闘家のよう)のですが、そのあたり、原作ファン(主に男性?)としてはどうなのかな。原作を知らない私としては、アンディがいい味を出していると思えましたが。

ところで、香港で会ったアンディの印象は、とても自然体でスターぶったところがなく、ピースフルな気が感じられる人でした。俳優としてキャリアが長く、近年は、レオナルド・ディカプリオ&マット・デイモン演じるリメイク版「Departed/デパーテッド」もできた大ヒット映画「インファナル・アフェア」などが有名です。GQ記事の中では、香港だけに収まらずアジア映画界の将来について大きなビジョンを持つ彼の、俳優以外の活動がたくさん紹介されています。
by mayumiish | 2007-01-20 14:55 | MEDIA | Comments(0)

「太陽の船」 を観ました。

土曜日にKANSAI SUPER SHOW 「太陽の船」を観てきました。招待チケットをもらったというYさんからのお誘いです。

東京ドームの会場はほとんど満員でした。客席から見渡すとスタジアムの敷地いっぱいに舞台やセットが組まれ、フィールドすみずみまで使う壮大なショーが予感されました。メインの巨大な舞台の上から地上までかかる大きな垂れ幕は、カラフルなストライプ。そしてところどころに立つ柱に色とりどりのライトが当たっています。

ライトの色や垂れ幕の色を数えると、赤、青、緑、黄色、白の5色で統一。どことなく「五行」?と思いながらパンフレットを読むと、このショーの監督・総指揮者の山本寛斎さんが「世界一おしゃれな人々」だと思ったチベット民族の人々に会うため現地奥深くに赴いた時に、ショーのインスピレーションを得たという解説が書いてありました。なるほど納得。そういえば舞台の形は、ラサやギャンツェなどで見たチベットの密教寺院を連想させるのでした。

ショーは、山本寛斎の脳内ビジョンを現実に表わしたらこうなったという印象で、カラフルでポジティブなエネルギー炸裂!といった感じでした。メインキャストはTOKIOの松岡昌宏、工藤夕貴、上戸彩、アントニオ猪木、ほかに土屋アンナ、久本雅美など、そしてほかにきっと総勢1000人以上の出演者がいたと思います。

一応テーマとストーリーがあるのですが、それよりもシーンごとの演出の壮大さ、アートの素晴らしさのほうに魅かれました。特にワクワクしたのは、宙に浮かぶ巨大な白いバルーンで吊られた空中のワイヤーアクションです。地上からロープで引かれて広いドーム内を縦横に移動できるので大変ダイナミック。空中高くを自転車がふわりふわりと飛んだり(映画E.T.で夜空を飛ぶシーンのよう)、妖精を思わせるようなダンサーたちの美しいアクロバットがあったりと、さまざまに変わる光や音の演出ともぴったり合って、とても幻想的でした。

ほかは日本の祭り大集合!といった感じで、「和」のパワーが大爆発。数百台の勇壮な和太鼓演奏、200人以上の女性阿波踊り(徳島や高円寺の阿波踊り連とのこと)などが次から次へと登場しました。ピンクや黄色の着物を着て一斉に踊る阿波踊り連を見て、Yさんが「折り紙みたい」と感嘆していました。出演者の衣装も寛斎さんのデザインと推測しますが、ほんとうにカラフルさが際立っていました。

そして後半、このショー「太陽の船」の主題歌を作った長渕剛が特別ゲストとしてバンドとともに登場。歌ったのは1曲でしたが熱唱とともに会場は大盛り上がり。彼のエネルギーと、客席を巻き込む巧みなパフォーマンスでたちまち一体感に包まれ、まるでコンサート会場のようになったのでした。この「太陽の船」の曲をそれまで聞いた事がありませんでしたが、私までいつの間にか口ずさめるほどになっていました。

始めとフィナーレでは、寛斎さん自身が登場して語っていました。TVで目にするようにエネルギーが高くて熱い人のようです。1944年生まれで今年63歳。とにかく元気です。以前TVのインタビューで見たときに、朝4時に起床して外をジョギングし柔軟体操をしていると言っていました。やっぱり努力の人なのですね。仕事のおつき合いがあったYさんによると、寛斎さんはその早朝時にいろいろな人に手紙を書くのだそうです。Yさんがもらった手紙は、何色ものペンを使ってカラフルに手書きされていたとか。

このイベントには日本を代表する数々の企業がスポンサーとして名前を連ねています。この大規模なショーを企画、実現して東京ドームをほぼ満員にする寛斎さんのパワーは凄まじいものです。彼のエネルギーを持ってして、例えば、環境問題や貧困問題をテーマに活動したら、とてつもない成果を上げることができるんじゃないか、などと思いながら会場を後にしました。

もしも東京オリンピックの誘致が決定、ということになったら、開会式のセレモニーをぜひ彼の演出で観てみたいものです。
by mayumiish | 2007-01-14 12:34 | アート | Comments(2)

今日のギモン/日本の神事・大相撲の行司

仕事のミーティングで、渋谷にある出版社を訪問しました。1階エレベーターの手前の壁際に会社の出版物が陳列されていて、ふと見るとカラフルで色とりどりの和装束を身に着けた男性たちが居並ぶポスターが一枚。よく見れば「行司ポスター」と書かれ、日本の神事である大相撲の行司が一堂に勢ぞろいした珍しいポスターでした。

その人数を数えてみると全部で43名。今まで大相撲の行司って、一人か二人しかいないと思っていました。というのも、相撲で行司の名前が呼ばれる時は、いつも木村なんとかの助という名前の記憶があるからです。ポスターに並ぶ行司の名前を見ると、なんと43名全員が「木村」か「式守」姓のどちらかでした。

子供の頃から何かと見ているわりに大相撲の世界は謎だらけなので、なるほどー、と思いながら家に帰って少し調べてみたら、行司にも定年があって65歳で退職。階級ごとに装束の色や素材が変わり、最高位の行司「木村庄之助」は、短刀を装着する(土俵で?)決まりがあるそうです。今、ちょうど大相撲の初場所中なので、TVで行司に注目してみようと思います。

そして、なんと行司は各相撲部屋に所属しているのですね。となると、取り組みの判定について公平さがきちんと保たれるのでしょうか?

ちなみに、現在の最高位は2006年4月に襲名した33代木村庄之助で、高砂部屋に所属しているそうです。高砂部屋には朝青龍、朝赤龍などが在籍しています。そしてかつては小錦などが在籍していました。

ウィキペディア/行司
by mayumiish | 2007-01-12 00:26 | 日本 | Comments(0)

バガヴァッド・ギーター

昨日はヨガ仲間のMさんに誘われて、ヨガの先生のオフィスに新年の挨拶に行ってきた。立ち寄ってみて、もし先生がいなかったらMさんおすすめのベジタリアン・レストランでランチを食べて帰るつもりだったが、幸い先生がオフィスに来ていて、ご挨拶することができた。

以前先生がクラスで「ヨガを学ぶ際にインド神話を読みなさい」と話していたので、しばらく前からバガヴァッド・ギーター(岩波文庫)日本語訳を読んでいる。

「ギーター」はインドの大叙事詩「マハーバーラタ」の一部にあたり、インドの古典の中で最も有名な書物、いわゆる聖典の一つだ。内容は一族同士の長い戦いの中で交わすクリシュナ(聖バガバッド)と、アルジュナという人物の対話集のようなもの。その中に、インド古代の哲学的な教えがぎっしりと詰まっているようだ。まだ始めのほうしか読んでいないが、導入の辺りは中国の「老子」にも少し似ている印象。だが、後のほうに「ヨーガ」という記述が何度も出てくる。

「ギーター」を読んでいることを先生に伝えると、とても良い本だと太鼓判を押された。先生も何度も読み、今でもたまに読み返すほどだそう。もとはサンスクリット語で書かれた「ギーター」には多岐にわたる解釈があって、解釈本や翻訳本が無数に出ているそうだ。なので、より正しい翻訳本を読むのが大切との先生のお言葉。まず日本語訳でざっくりと基本(?)をつかんでから、その後、先生のおすすめの英訳本を教えていただくことになった。

この本の成立年代は定かでなく、紀元1世紀頃という説が強いらしい。全18章からなり、各章が短いので読みやすそうだが、なんと本の半分は訳注と解説。読み解いて行くには細心の注意力が必要そうだ。けれどもなんだか未知の土地を旅する時の気分にも似て、読み進むのがとっても楽しみなのだ。
by mayumiish | 2007-01-10 11:56 | ヨガ的生活 | Comments(2)

オーガニックで新年快楽

休みもそろそろ終わり、仕事初めの頃ですね。

良いお正月を過ごしましたか?私は、友人からもらった例の有機栽培野菜でお雑煮を作っては食べ、近所の手打ち蕎麦屋の女将さんに呼ばれておせち料理を食べ、友人と出かけて新春ランチを食べと、たらふく食べてばかりの数日間でした。

近所の「わたら瀬」という蕎麦屋の女将さん(と言ってもまだ若い)はご主人がイタリア料理のシェフで、ご夫婦揃って料理の名人です。重箱にきっちりと詰まった和洋のおせち料理はもちろんお二人の手料理で、とてもありがたくいただきました。

その場には、女将さんのお母さんも栃木県から上京して一緒に同席していました。そして、店の蕎麦の話になり、蕎麦粉はどこから、と何気なく聞くと、「私が畑で蕎麦を作っているんですよ」とのお母さんのお言葉。しかも蕎麦だけでなく、店で使う野菜などの食材はお米も含めて全てお母さんの栃木の畑や田んぼで作っているというのです。

さらに、なんと全部が「無農薬で、化学肥料なし」で作っているのだとか。その店はとてもオーガニックなお蕎麦屋さんだったのです。店内のどこかに表示されているわけでもなくて、今まで全然知りませんでした。女将さんに、メニューや店内に明記したらいいのに、と勧めましたが、オーガニックを特別に喜んでくれるお客さんは少数だという気がするのこと。オーガニック流行の今、なんとももったいない気がします。

そして今日は、正月休み明けの近所の商店街のお米屋さんでお米を買ってきました。ここでは福島県産の無農薬・無化学肥料の玄米こしひかりを販売しています。そのお米だけは店の冷蔵庫に保存しているそうで、量り売りで買えるのでいつでも新鮮です。

量ってお米を入れてくれた袋を見ると、去年までの普通の米袋ではなく「特別栽培米」と印刷されたおしゃれ風な袋になっていました。お店の人によると「この米が多く売れるようになってきたから最近袋を作った」とのことです。やっぱりこの近所でも無農薬・無化学肥料栽培への人気が高まっていることを示しているわけで、今度、蕎麦屋の女将さんにも知らせてあげようと思ったのでした。いっそ、このこじんまりとした近所の商店街がオーガニック(ついでにフェアトレード)タウンになるといいのに、なんて密かに思っています。

新年快楽(中国語で、明けましておめでとうの意味だそうです)。
まさに食の快楽だったお正月を過ごし、来週から仕事モードに入ろうと思っています。
by mayumiish | 2007-01-06 00:35 | 地球・自然・エコ | Comments(2)

2007年を迎えました

明けましておめでとうございます。
2007年になりました。
みなさんにとって幸せなできごとの多い
充実した年となりますように!

私は東京の自宅で静かに新年を迎えました。
今年は実現したいプランがいくつかあるので狙いを定めて
気合いを入れようと思っています。

風水などに詳しい友達によると、今年のラッキーカラーは
緑色、金色、オレンジ色だそうです。
そしてなぜかフルーツも良いのだとか。

また1年の始まりです。
本年もどうぞよろしくお願い致します!
by mayumiish | 2007-01-01 00:58 | つれづれ | Comments(4)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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