人気ブログランキング |

カテゴリ:日本( 64 )

どんな国に、日本

今年は戦後70年。
これを区切りとして、日本はますます平和国家を目指すものだと思っていたら、あれ?
このまま安保法案が通ってしまうのでしょうか?
多数決で勝てば、違憲なことでも無視していいのでしょうか?

先日、久しぶりにデモに行ってきました。
どんな国に、日本_a0086851_23441073.jpg

国会議事堂前は道路が見えないくらいの人、人、人!
参加しているのは、前のほうは団体やグループが目立つけれど、
国会議事堂前の出口からずーっと長い列になって続く人のほとんどは
会社帰りに一人で来た人とか、知り合い同士で来た風の普通の人々。
小雨が降る中、その場を包む連帯感に、日本が分かれ道の分岐点に立っていることを
ひしひしと感じました。
また、平和なデモなのに、道路をブロックしている警察の何台もの大きなバスには
なんだか違和感を感じました。

取材仕事などで海外に行くと、旅先の国の人々はたいてい日本に好意的です。
「日本は平和、テクノロジーの国、日本製品や日本車が好きだ」などとよく言われます。
昔に比べると日本のメーカーが下火になっているのでちょっと微妙に感じながらも、
日本=信頼できる製品づくりの国というイメージを持たれていることは
うれしいことですし、私も比較的安心して海外を旅しやすいです。
「信頼できる」と思われるのは貴重なことですよね?
10年後も日本が信頼され、「戦後」80年といえる国であることを祈っています・・・。
by mayumiish | 2015-09-19 01:41 | 日本 | Comments(0)

『江戸文様こよみ』

装丁家であり、和更紗、型紙収集家の熊谷博人氏より、最新著書を送っていただきました。

『江戸文様こよみ』_a0086851_23583148.jpg

『江戸文様こよみ』(朝日新聞出版)。

帯の部分に文様歳時記と書かれている通り、江戸時代の四季折々の風習や暮らしを通して
当時生まれたさまざまな文様の種類、意味、魅力などをひも解いた本です。

パラパラと見ても、江戸時代のデザインのおびただしい種類と数!
当時の流行、暮らしぶり、ものなども民俗的な角度から紹介され、いろいろな情報が
ギュッと詰まっています。

「気が向いた頁から読んで下さい。この時期(=梅雨)、傘の頁など面白いですよ」
と熊谷さんからのお言葉。
傘が日本に入って来た由来、庶民に広まった経緯、傘で使われた和紙がリユースされて
いたこと、古傘を集めてリサイクルする商売、傘をモチーフにした文様の数々などなど、
へ〜、と思うことがいっぱいです。

江戸時代の文様を見ていると、「留守文様」などのひねりが効いたもの、粋なもの、
ユーモアたっぷりのものなどさまざまで、当時の人々の豊かな感性や美意識が
とても身近に感じられる思いです。
そうした模様を小紋や型染めなどに染め、着物や小物にして身につけていた江戸時代の
人々はなんとおしゃれなのでしょう。

先日、来日していた台湾人の知り合いにこの本を見せたところ、台湾の風習と似ている
部分があると、とても興味深そうに見ていました。
例えば菖蒲は、日本ではお風呂に入れたりしますが、台湾では菖蒲をつけた水で
顔を洗ったり、邪気を払うために玄関のドアにとりつけるとのこと。
日本の文化は中国から伝来したものが多いので、共通点や、日本独自に発展したものなど
比較しながら話が盛り上がって面白かったです。

本の後ろに索引があるので、文様の名前を照らし合わせるのにも便利。
和のデザインが好きな方にはおすすめの1冊です。
あちこちに描かれているイラストも、熊谷さんご自身の手によるものです!


by mayumiish | 2015-07-07 20:15 | 日本 | Comments(0)

職人スピリッツ

1月もすでに半月が過ぎましたね。
毎日寒いですが晴れの日が多い東京は、朝と夕暮れの光がとても美しくて、
ひととき心を奪われています。

昨年末頃から、本の制作に関わっています。
テーマは職人さん。アルチザン。

準備段階なのでまだ詳しく書けませんが、発行が近づいたらご紹介しますね。
最近はその取材で職人さんの工房に撮影に行っては原稿を書き進めています。

それぞれジャンルがさまざまですが、質の高いもの作りをなりわいとしている
人々はみな、共通した職人スピリッツを持っていることを感じます。
というのも、彼らが語る言葉のキーワードが重なっているのです。

みなさんが作り出す物も素晴らしく、取材しがいのある方々ばかりです。
目眩く道具の数々を見るのもたいへん心楽しくて。
手仕事の尊さを改めて感じています。
明日も撮影にGo!


職人スピリッツ_a0086851_01082791.jpg
これは何の道具かわかりますか?



by mayumiish | 2015-01-18 00:57 | 日本 | Comments(2)

高倉健さん 「なりわい」

俳優の高倉健さんが亡くなってしまいましたね。
彼の映画をたくさん観てはいないのですが、たたずんでいるだけで存在感のある、
日本に数少ない骨太の俳優さんでした。

検索したら、高倉健さんが過去に出演していた映画やテレビ番組が
YouTubeにたくさんアップされていたので、最近見ていました。便利な世の中ですね。
インタビューをいろいろ見ていたら、彼が発する言葉に味わいと重みがあって、
今さらながらとても感銘しました。

1つのインタビューで、はっとする印象的な言葉がありました。
そのまま流して最後まで視聴していたのですが、
気になってもう一度聞いてみると、健さんはこんな事を語っていました。

1980年放映の「徹子の部屋」で、黒柳徹子さん(若い!)から、
健さんにとって特にステキだと思う方はどんな?と聞かれ、
5秒ぐらいじっと沈黙してからこう答えたのです。

「男の人でも女の人でも、これが自分のなりわいだという風に決めていらっしゃる、
誠心誠意、没頭してやっている人の、そういう瞬間をじっと見る時、
ざわっと感じますね」。

なりわいとしている、というのではなく、なりわいだと決めている、と。
人の志というか、覚悟、心を見ているんですね。

その後、健さんが2012年にインタビューされた番組をまたYou tubeで見ました。
すると番組の最後、「高倉さんにとってプロフェッショナルとは?」との質問に、
彼は「なりわいだと思いますけどね」と答えたのです。
ああ、彼にとってのキーワードだったんだな、
ずっとその感性と志で、彼も多くの人の心をざわっとさせてきたんだな、と思いました。

なりわい。生業。
ふだん、あまり聞かない単語ですが、ふっとした時に思い出す言葉になり、
また、私自身のなりわいについても、背筋を正して見つめてみる機会になりました。
高倉健さんに感謝。
心からご冥福をお祈りいたします。

高倉健さん 「なりわい」_a0086851_1236996.jpg
写真はリスボン旧市街。
健さんは旅好きで、特にポルトガルが好きだったそうですね。
きっと地元の人々に交じって、坂の多い路地歩きを楽しんでいたのでしょうか。
by mayumiish | 2014-11-28 14:11 | 日本 | Comments(0)

Tokyo Toy Story

Tokyo Toy Story_a0086851_21193033.jpg

全日空ANA国際線機内誌の11月号に、私が取材・撮影・執筆した記事が掲載されています。
タイトルは「Tokyo Toy Story」。
現在の東京でおそらく唯一フル稼働しているメイドイン・ジャパンの
ブリキのおもちゃ工場、三幸製作所を紹介しています。
半世紀の歴史を持つ工場を訪問して、社長の柳澤さんにいろいろお話を聞きました。

上の写真は、木炭バスが走っていた時代に三幸製作所が作ったブリキのおもちゃ。
貴重なヴィンテージ!

柳澤さんの工場では、今でもおもちゃを1つ1つ、鋼の型で作っています。
見ていると、ひとつのおもちゃを完成するのに、いくつもの型を使うのでした。
2015年に開通する北陸新幹線の車両「かがやき」のゼンマイじかけの
ブリキのおもちゃも完成したそうです。

また、数百種類の型を持っているので、応用して表面のデザインを変え、
違う製品を作ることもできるとか。
「コラボしたい人や会社があれば教えて」と柳澤さんから頼まれました。
ご興味のある方は、お知らせ下さいね!

柳澤さんのブリキのおもちゃは、日本百貨店などで扱われているのを見かけます。
こういうおもちゃも、きっと見た事があるのでは?→ ブリキの金魚
表面のデザインを変えて、斬新な金魚にしても楽しそうな?

Tokyo Toy Story_a0086851_205113100.jpg

by mayumiish | 2014-11-10 23:12 | 日本 | Comments(0)

日本橋と人形町

全日空(ANA) 国際線機内誌 WINGSPANの10月号で、日本橋特集の取材と撮影を担当しました。コレド室町ができた頃から日本橋はどんどん変わっていますね。老舗が集まる昔ながらの和の雰囲気と洋がセンスよく融合しています。

実はもうかなり昔ですが、写真の勉強をする前に日本橋の企業に数年間勤務していたことがあり、当時と現在の大きな変化を感じます。

日本橋と人形町_a0086851_23235926.jpg
いつからスタートしたのだろう。日本橋のたもとから、日本橋川に沿って小船でクルーズできます。歴史ある橋をいくつもくぐりながら隅田川に合流したりと、撮影しながら水の都市としての東京をあらためて感じました。

日本橋と人形町_a0086851_2322189.jpg
日本橋の上には首都高速道路が走っています。夜にライトアップすることに初めて気がつきました。橋を渡るたび、首都高ができる前の日本橋の姿を想像します。

日本橋と人形町_a0086851_23223510.jpg
歴史ある三井本館。

日本橋と人形町_a0086851_23224791.jpg
人形町も日本橋の一部です。老舗「板倉屋」の人形焼きは店の奥で手焼き。あんこが上品な甘さで、行列ができる時間帯があるほど人気です。ほかに、うすい塩味と豆の味わいが絶妙なビンズせんべいも美味しいんですよ。お店の4代目のご主人のおすすめで食べみて以来、すっかりビンズせんべいのファンになって、知り合いにも配ったほどです(笑)。
by mayumiish | 2014-10-28 23:24 | 日本 | Comments(0)

大分県立美術館

先日、以前からお話を聞きたいと思っていた坂茂さんのインタビュー取材をしました。
通常の建築作品の他に、紙筒の素材を使って災害救援のための施設を作ったりするなどの活動で、今年、建築のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞した建築家さんです。
原稿などこれからなのでまだ詳しく書けませんが、建築家として社会にどう貢献できるかと
土地や社会をしっかり見つめている方でした。
記事が掲載になる時にお知らせしますね。

坂さんが建築を手がけた大分県立美術館(OPAM)が、2015年4月にオープンするということで、発表記者会見に行ってきました。坂さんによると、美術好きの人々のためだけでない空間として、世界に類のない美術館になるとのこと。オープンが楽しみです。

大分県立美術館_a0086851_1445434.jpg

by mayumiish | 2014-10-26 01:45 | 日本 | Comments(0)

海から見えるもの

先日、取材で短い船旅をしてきました。
久しぶりの飛鳥ll。
といっても横浜港から相模湾あたりを巡る航路です。

最終日の朝、横浜港に着くまでのスナップです。
西を見ると富士山のシルエットが。月がだんだん下りてきました。
そういえば、先月の満月の日も、別の場所で船に乗っていました。
海から見えるもの_a0086851_11434581.jpg

東側。奥に見える陸地は房総半島。なだらかな山々の起伏が続きます。
海から見えるもの_a0086851_11424999.jpg

そして東京湾に入り、気になったのはこれ。
工場地帯の煙突から出る煙が風になびいて異様な色になっています。
海から見えるもの_a0086851_1144348.jpg

この光景を見て、何年も前にメキシコを旅した時のことを思い出しました。
地方の町からメキシコシティーに向かってバスに乗っていたのですが、
だんだんとメキシコシティーが近づくにつれて、
黄色っぽい空気の帯が、もわ〜っと都市全体を覆っているのがはるか遠くから見え、
大気汚染のひどさに衝撃を受けたことがあります。
まさか日本でも同じ光景を見るとは・・。
最初、川崎の工業地帯?と思ったのですが、地図で確認したらたぶん千葉県のようです。
幸い、このエリアに民家はなさそうですが、もっと風下はどうでしょう。
また、毎日ここで働く人々は、この空気の色を見た事があるのでしょうか。
気になりました。
by mayumiish | 2014-10-15 11:42 | 日本 | Comments(0)

Go to vote! 選挙に行こう

東京に雪が降りました。

10年ぶり?の記録的な大雪だそうですね。

しばらくブログをごぶさたしてしまいました。

先月ノドを痛めて長めの風邪を引いたり、仕事をしつつ、なんとなく体調がすぐれませんでした。

今日書きたいことは一つです。

2月9日(日)は東京都の都知事選挙の日。

都民の人は雪を乗り越えて、踏みしめて、ぜひ選挙に行きましょう!

東京都都知事選挙公式サイト

温かくしてお出かけくださいね☆
by mayumiish | 2014-02-09 01:35 | 日本 | Comments(0)

「秩父銘仙」の織物工房へ

先日、埼玉県の秩父にある織物工房を訪問してきました。

「秩父銘仙」という布を織る新啓(あらけい)織物です。
夏の緑深い山々が連なる自然豊かな場所の近くに、その工房はありました。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_21172725.jpg
(ご家族で工房を営む「新啓織物」2代目の新井教央さん)

織物の模様は通常、絣織りなどのように、染色された糸を織って模様にしていくか、無地の布を織った後に模様を染めて作られますが、秩父銘仙はそのどちらとも違っていました。

銘仙の技法は、1600本からなるたて糸をピンと張った状態にして、まず型染めなどで模様を染めます。それを機織り機にセットして、横糸を平織りして模様を完成させるのです。とてもユニーク。

工房を訪問する前、どういう織物か言葉で聞いただけでは想像しにくかったのですが、百聞は一見に如かず。動く機織り機を目にして、どのように銘仙の布が生まれるのかやっとわかりました。
「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_557051.jpg
(たて糸に模様を染めた状態)

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_1530462.jpg
(そこに横糸を織っていく)
1、2ミリずれるだけでも模様が壊れるため、大変に緻密な作業を必要とする織物です。100年以上の伝統を持ち、明治中期から大正モダンブーム、昭和初期頃に大変人気だったとか。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_16325399.jpg
(たて糸を染める前には、糸がばらつかないように、横糸をざっくりと仮織り)
本織りの時、これをほぐしながら織っていくので「ほぐし織り」とも呼ばれるそうです。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_18173841.jpg
横糸の準備。伝統的な木製の糸巻きがなんとも良いのです。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_1821680.jpg
この日は染め物職人さんのために白い無地の反物を織る日。生糸がきっちりと巻き付けられていきました。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_21521923.jpg
さらに小さいボビンに巻かれた横糸を、シャトルまたは杼(ひ)と呼ばれる道具にセット。これを機織り機でたて糸に通して織っていくのです。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_2155622.jpg
新井さんいわく、昔はこれをかかえて眠る人もいたほど大事な道具の一つ。内側についているのは猫の毛!糸のすべりを良くするためだそう。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_20344646.jpg
新井さんの奥様、園恵さん。白無地の反物を織っている最中。機械織りですが、不具合がないかをずっと見ていることが大切だそうです。ガチャンガチャンと規則正しく動く織り機のかすかな音の変化によっても、きっと状態を感じ取ったりするのかも。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_21111829.jpg
木製の織り機を支える、どっしりとした鉄製の歯車。

ふと上を見ると
「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_22114953.jpg
機械とつながる長いベルトが回り、織り機の歯車を動かしていました。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_0433020.jpg

織り上がった絹の反物。手織りのような風合いがあって、温かみのある魅力を感じます。ここにどんな染め物が施されていくのかな。とても楽しみです。

「秩父銘仙」の織物工房へ_a0086851_0545455.jpg
生糸。絹は不思議で本当に美しい!

工房の中をあちこち見せていただくと、長い間ずっと丁寧に使ってきたに違いない道具の一つ一つもとても味わい深くて、新井さん一家が大切にするものづくりの心が見えるような、なんだかほっとする空間でした。

この日はもうすぐ七夕(8/7)ということで、工房の外に葉ぶりのよい竹が立てかけられていました。織物工房にとっては「織り姫」が登場する七夕のお祭りは欠かせないのです、と園恵さんが教えてくれました。なるほど!短冊を用意していただいたので、私も願い事を書いてきましたよ。何を書いたかは秘密です(というほどでもないですが 笑)。

みんなの願い事がどうか無事にかないますように!
by mayumiish | 2013-08-12 01:12 | 日本 | Comments(0)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
PROFILE
MEDIA
アジア
ヨーロッパ・アフリカ
アメリカ・オセアニア
日本
PHOTOGRAPHY
地球・自然・エコ
ヨガ的生活
フルーツ断食
フェアトレード
ボルネオ島
アート
人々
ARCHIVES
ARCHIVES(リゾート系)
WEB WORK
フォトボランティア
つれづれ
東日本大震災関連

最新の記事

「週刊朝日」歴史をたどる旅 ..
at 2019-11-27 15:52
『第23回 写真家達によるチ..
at 2019-11-20 22:44
『婦人画報』12月号/フラン..
at 2019-11-08 23:20
ボランティアの心
at 2018-07-17 00:12
玉のごとく
at 2018-06-30 07:30

外部リンク

ライフログ

食べるヨガ―今日からはじめる菜食レシピ48 (vela BOOKS)

検索

以前の記事

2019年 11月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 01月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
more...

タグ

i2i

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

その他のジャンル