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カテゴリ:ヨーロッパ・アフリカ( 42 )

エジプトのデモ

チュニジアから始まったデモがエジプトに広がって、数日間続いていますね。

首都カイロではタフリール広場に数千人(?10万人という説も)が集まってデモが繰り広げられています。この場所は私が昨年10月に取材で行った時に宿泊したホテルの近く。当時は車の渋滞がすごかったですが、かわりに現在は大勢の人で埋め尽くされています。当時はそんな気配がつゆとも感じられず、急展開に驚いています。
エジプトのデモ_a0086851_1273447.jpg
(タフリール広場に続く道路。2010年10月)

数日前に人々がムバラク大統領の退陣を求めて、一時は警察部隊との衝突がありましたが、現在は動きがない様子。私がカイロにいた時も通りに警官が多く目につく街でしたが、交通整理とテロ防止のためと聞きました。でもほかの理由もあったのかな?現在、彼ら警官はどこに行ったのでしょう。軍隊の戦車が街のところどころに停車しているものの、武力行使は聞きません。エジプトの最新情報はほとんど、カイロからレポートする人々のツイッターとアルジャジーラ英語版のライブビデオから得ています。カイロで会った人々は大丈夫かな。ライブ映像を見ると、デモをしている人々は、イスラム国らしく圧倒的に男性ばかり。ちらちらと女性の姿も映りますが、非常に少数。女性たちはどうしているのか気になります。特に、街で会った女子大生たち。彼女たちも何か活動しているのかどうか、何を思っているのか・・。
エジプトのデモ_a0086851_1255137.jpg
(カイロの女子大生たち)

また、タフリール広場は「エジプト考古学博物館」のすぐ近くです。先日ミイラ2体が破壊されたとニュースを聞きましたがその後は続報を聞きません。セキュリティーが守られているのかな。この博物館にはツタンカーメンの黄金のマスクや黄金の馬車、椅子、ファラオの装飾品など世界級に貴重な遺産がたくさん収められているので気になるところです。

エジプトから次はスーダン、イエメン、バーレーンにデモが広がるとの情報もあります。その波紋がアジアにも広がって、中国に到達する可能性も否定できませんね。独裁政権の国の政治家たちはきっと、瞬きせずに状況を見つめている日々?
by mayumiish | 2011-01-31 01:36 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(0)

熱気球

エジプト取材の話をもう少し。

ある日、撮影のために熱気球に乗りました。

夜明け前でまだ暗い中、気球が待つ場所に着くと
強い炎で気球をふくらませる作業が行われていました。

熱気球_a0086851_11302.jpg

まさに熱気球。ホット・エア・バルーン。ダイナミック。
あちこちで大きな炎が立ち上り、荘厳な火祭りのようにも見えるのでした。

熱の浮力で少しふわふわし始めた頃、カゴに乗り込みます。
気球が飛ばないようにロープで抑える、地上のスタッフの人たち。
やがて、彼らが一斉に叫びながらカゴを押し上げて、ロープを放しました。

「アッラーアクバ〜〜〜ル!!」

「神は偉大なり〜!」?

そんな言葉に送り出されて、気球がすーっと、上がる上がる。

私が乗った気球の名前は「シンドバッド号」。
上空から日の出、そしてだんだん明るくなるナイル川流域の様子を
たくさん撮影しました。
熱気球_a0086851_0595543.jpg


ある村の上空を飛んだ時は面白かったです。
屋根がついていない民家があちこちに!
時々、人が布団に寝ている姿などが真上から見えてビックリ。
というか、きっと向こうがビックリ?
建て増し工事途中の家には屋根がないとのことですが、
ほとんど雨が降らない土地なので、しばらく屋根がなくても
そのまま住めるのでしょうか、きっと?
田舎の村だから治安もいいのかな?
家の中で星空を見ながら寝るのは、気持ち良さそうな気もします。

空高く飛んだり、低空飛行が自由自在。
気球に乗って旅ができたら、ものすごく楽しいだろうな〜。
外気を直に感じられるし、プロペラやエンジンなどの音がないのがいいです。

気球の上から撮影した写真は、雑誌の記事でお見せできる予定です。
掲載になったらまたご紹介しますね。
その前に原稿を書かないと!

今回、気球に乗って、熱が作り出すエネルギーの大きさに感嘆しました。
今年もあと2ヶ月。
しめくくり、そして来年に向けて、熱を込めていきたいです。
by mayumiish | 2010-11-03 01:45 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(2)

ツタンカーメンの意志

東京に木枯らし一番?急に寒くなりましたね。

先月下旬から旅が続き、エジプトから帰った後も写真整理などで
ずっと忙しかったせいで、クローゼットの中だけ未だに夏です。
衣替えしないとー。

ツタンカーメンの意志_a0086851_045591.jpg
ツタンカーメン王の石像(ルクソール、カルナック神殿)。

ルクソールでは、「王家の谷」の地下に眠るツタンカーメンの
ミイラにも会ってきました。
ツタンカーメンという呼び名は日本独特で、
もっと近い発音は「トゥト・アンク・アメン」だそうです。
カメラ持ち込み禁止なので撮影できませんでしたが、
その分、ゆっくり面会(?)できたような。

19歳頃に亡くなったとされるツタンカーメンの体は、
身長が私(160cm)より少し高いぐらいの感じ。
湿度、温度が保たれた透明なケースの中、
仰向けになった身体の部分に白い布がかけられ、
頭部と両足首から先の部分だけ茶色いミイラが露出していました。
ずいぶん華奢だな、という印象(ミイラだから当たり前?)。
調査の過程で、顔の覆いを取る際、ダメージを受けたとか。
それでも目鼻立ちがなんとなくわかりました。足先の指も一本一本。

ミイラとともに発見された財宝の数々や棺、黄金の仮面は、
「カイロ考古学博物館」に展示されています。
ここは団体客で恐ろしい大混雑で、台湾の故宮博物館と全くいい勝負!
朝いちで行って、一番見たい物にまず直行するのがおすすめです。

我々は、最初にツタンカーメンのセクションを訪れました。
3000年以上の時を経た有名な黄金の仮面は、
思っていた以上に大きく重厚で立派。
棺やベッドも黄金の装飾で絢爛に輝いていました。
アクセサリーの数々は、今でも十分通ずる、というか
現代のデザイナーが、きっとお手本にしているであろうファッショナブルさ。

でも一番興味深かったのは、ツタンカーメンが使っていたという黄金の玉座。
コブラや鳥の翼のモチーフが深く刻まれた見事な装飾のほか、
注目したのは背もたれの部分。
ツタンカーメンと妃の絵が描かれていて、
二人が白い一足のサンダルをそれぞれ片方ずつ履いているのです。
両人の仲良しぶりをシンボリックに表したとされているらしく。
ずっと見ていたら、ツタンカーメン王がまだ少年だったことや
その無邪気な部分がしのばれるような気がしました。

カイロ考古学博物館の一角には、夥しい数の棺やミイラばかりが
展示されたセクションがあります。
まさにオープンな遺体安置所的、死の雰囲気たっぷり。
ツタンカーメンのミイラは、棺が発見された「王家の谷」で
展示されていますが、以前は棺の中に保存され、
2007年まで一般公開されていなかったそうです。
けれども、検査で動かした際に背骨が壊されたり、
棺内の環境などが悪くて、棺に入れたままでは形の維持が危うい、
と判断されたことから、棺から出して温度、湿度を保つ透明ケースに
移されたいきさつがあるとか。

それはなんだか、ツタンカーメンの意志のようにも感じられるのです。
「棺の中にじっとしているのはもう飽きたから、外に出るのだ。
でもこの土地からは離れない」みたいな。
そして、今や観光の対象になってしまったとはいえ、
世界中からやってくる人々を、謁見に来た、とでもとらえて、
逆に眺めて楽しんでいるのではないか、という気もしたのでした。
by mayumiish | 2010-10-27 03:30 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(0)

帰国しました。

エジプトの取材から日本に帰ってきました。

今回はナイル川流域のアスワンやルクソール、ギザ、カイロとスケジュールがとても忙しくて、疲れました。長いフライトの後、帰宅してからバタン。やっと長時間ぐっすり眠ることができたけど、時差ボケ中です。

旅の最終地はカイロでした。この街にもナイル川が悠然と流れています。
最初の印象は、インドのデリーやトルコのイスタンブールに似ている感じ。初めて行った気がせず、不思議ななじみ感がありました。

カイロでは、男性はガラベーヤ(ロングの長い服)を着ている人がほとんどいなくて、西洋風。女性も、頭にはスカーフを被っていますが、若い女子のスカーフがおしゃれにカラフルだったり。服装は足首までのロングスカート、またはロングのパンツがほとんどで、黒いガラベーヤは少数でした。私たち外国人は、特にスカーフをかぶる必要がなく、ノースリーブの服でもOK。モスクに入る時だけは備え付けのフード付き長袖ローブを着せられました。

今回の旅は編集者さんと2人。それからコーディネートの会社や通訳ガイドがいたのですが、何をするにもなぜかことごとく交渉が必要で、やたらエネルギーを使いました。エジプトの文化なのかな?加えて、カイロの道路が大渋滞!交通量が多いのに信号機も車の車線もないから、交差点に入ったら抜け出すだけで気の遠くなるような時間がかかります(メッカの巡礼によく似たイメージ!)。特に、カイロ考古学博物館前の大きなロータリー。私たちのドライバーさんは隣の車と口論を始めそうになったり。緑のライトがついている信号機を一つ発見したら、ガイドさんが「あれは2年前に壊れたきり、誰も修理しないのです。カイロは交通事故多いです」。そうでしょうね!

とにかくカイロでは、予定がなかなか進まず、思わず笑ってしまうほどあちこちで混とんぶりが激しかったです。カイロを訪問する人は、たっぷりと時間の余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。でも、混とんを補って余りある魅力にあふれた歴史深い街でした。今度はゆっくりと歩きたいな。

慌ただしい旅でしたが、ナイル川流域とカイロは断トツに面白くて、撮影しながら久しぶりにワクワク感レベルが高い旅でした。これから原稿です。ブログにも少しずつ書きますね。

帰国しました。_a0086851_3453132.jpg
ナイル川流域の古代エジプト神殿にて。エジプトは猫の家畜化のルーツとされています。黒白や三毛猫など日本の猫に似た猫をたくさん見ました。
by mayumiish | 2010-10-17 04:18 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(2)

ナイル川

アスワンからナイル川を下る船旅を終えて、カイロに飛行機で戻ってきました。

毎日強烈に暑くて、すっかり焦げています。左の手首に腕時計の後が白く目立つので、最近は右手首に腕時計をつけています。そういえば、こちらに来てから一度も雲を見ていません。アスワンでは雨が降ったことがないと誰かが言っていました。現地で会った人は、英語が上手なのに「rain」の単語を知りませんでした。

ナイル川流域は写真ゴコロを非常に誘い、時間がもっとあったら、面白い写真がたくさん撮れる場所です(断言)。久しぶりにはまりそうな予感。

人々では、スークにいるエジプト人の老人たちが最高にフォトジェニック。ガラベーヤというロングの服を身に着けて、白いターバンを頭にまいたたたずまいが、もう絶妙。こちらが近くでカメラを向けても余裕の態度で、表情も姿勢もピクリとも動かさずに、ゆるぎのない鋭い眼光でじっとレンズを見つめ返してくれるのです。久しぶりに、息を止めてシャッターを切るようなワクワクした気持ちで撮影。言葉を交わさなくても「撮影していいですか?」「よろしい」と目で会話できる類いの人たち。

ナイル川流域の古代エジプト神殿もいろいろ巡り、壁画に描かれた絵の区別がだんだんつくようになってきました。

今日はオールドカイロを訪問する予定です。
朝8時50分にして、すでに日差しは昼間のごとく・・。
by mayumiish | 2010-10-13 17:06 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(0)

砂漠の海。エジプトに来ています。

昨日からエジプトの取材に来ています。

南太平洋の青い大海の中に奇跡のように現われた
タヒチの島々から一転して、
茶色く乾燥した砂漠の大海の中に、
奇跡のようにナイル川が滔々と流れています。

今いる場所はナイル川沿いの町アスワンです。
三角の帆のファルーカ船が、風を切って川を行き来しています。
乗ってみると、エンジンがないのでとても静かで安定感があります。
ナイル川が意外に澄んでいるので驚きでした。

今日からナイル川を下る船に乗ります。
船からネットにつなげたらまたブログを更新します!
by mayumiish | 2010-10-09 10:00 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(4)

梅雨入りとともにオランダから帰国

梅雨入りとともにオランダから帰国_a0086851_2281674.jpg

ヨーロッパの取材旅から帰ってきました。

今回、オランダ、ベルギーを訪問し、かなりかけ足でしたが、取材旅ならではの面白い出会いもあったりと、いろいろ充実してました。

オランダでは、10年前と変わらない良い印象を受けました。特にユトレヒト。アムステルダムと同じく自転車が多い小都市。高いビルがなく、緑も多くて。人間が中心の街は、やっぱり居心地がいいですね。また、歴史的に他国との交流が多い国のせいか、オランダで会った人々は、みなオープンでフレンドリー。

アムステルダムでは、自転車デザイナー兼オーナーの自転車店で、カメラバッグがすっぽりと入る大きなカゴ付きの自転車を借りて、半日乗り回していたのでした。自転車レーンが充実していて走りやすいことこの上なし。東京にも自転車のための道路をもっと増やせばいいのにな、と現地でつくづく感じました。

いよいよワールドカップが開幕し、日本はオランダとも対戦ですね。背が驚異的に高いオランダの人々を見てきた後では、ちょっと心配ですが、日本チームにがんばってほしいものです。

梅雨入りとともにオランダから帰国_a0086851_2272033.jpg

写真:ワールドカップ気分を盛り上げていたアムステルダムの街角。
(カメラ:ノキアX02NK)
by mayumiish | 2010-06-14 22:19 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(2)

雨のアントワープ

今朝の夜明けは、6時半頃まではきれいな光が射していましたが
その後、厚い雲が立ちこめてきました。

雨のアントワープ_a0086851_15592238.jpg
ホテルの部屋の窓から見えるアントワープ中央駅(カメラ:ノキア携帯X02NK)

ヨーロッパの町は、いくら美しい建築物でも
天気が悪いとすべてがグレー気味。
それも大きい建物ほど・・。
自然の緑が多ければまた違うのですが。

外の通りを見下ろすと地面が濡れていて傘をさす人もちらほら。
今日は雨のアントワープになりそう。
これから、ルーベンスの絵画が残るという大聖堂へ行く予定です。
撮影はちょっと小休止。

それにしても、オランダからベルギーに来ると
両国の人々の印象がかなり違っていて面白いです。
by mayumiish | 2010-06-09 16:09 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(10)

アントワープに到着

今日はデルフトから鉄道でベルギーのアントワープに到着しました。
アントワープ中央駅の目の前にあるホテルに宿泊中。
部屋の窓からクラシカルな大きい駅舎が見えます。
今の時間、建物上部の塔部分や大きな時計が
ライトアップされていますが、
夜景を撮影するにはすでに空が暗すぎる時間帯。

アントワープ中央駅といえば、爽快なフラッシュ・モブの
舞台となったことがあります。
今日はこのホールを通って駅の出口へと出ました。


by mayumiish | 2010-06-09 07:08 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(2)

オランダの有人自動販売機

オランダのデルフトに来ています。
今回の旅は自転車を借りて乗ったり、
石畳の道を歩いたり、街の形を自分の足でつかむことが多い毎日です。

今回オランダに来る前、友人Tさんから、
オランダには「有人自動販売機」があるらしいと聞いたので
地元の人々に聞くと「あちこちにあるよ」とのこと。
探してみたら、ありました!
オランダの有人自動販売機_a0086851_6484115.jpg
駅の構内に多く、ユトレヒトでは街角にもありました。
売られていたものは・・。
オランダの有人自動販売機_a0086851_734233.jpg
コロッケ。
コインを入れて自分で取り出します。
後ろのドアから人が商品を補充するシステム。
試しに、それほど期待せず買って食べたら、あつあつの揚げたてのような
美味しさでビックリ。
どのようにあの状態を保てるのかな・・。

今日はまた移動です。
by mayumiish | 2010-06-08 07:36 | ヨーロッパ・アフリカ | Comments(4)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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