人気ブログランキング |

カテゴリ:アメリカ・オセアニア( 24 )

さよなら、パークサイド・エヴァンジェリン・レジデンス

しばらく前、仕事仲間の友人に誘われて
Facebookに登録しました。
mixiのインターナショナル版ともいうべきもので
小わざの効いたユニークなサービスが充実しているSNSです。

Facebookにもmixiのようなコミュニティーグループがあり、
以前住んでいたニューヨーク関連を調べていたら、
なんと、私が写真の勉強で留学時に住んでいた場所
「Parkside Evangeline Residence」のグループがありました。
とてもなつかしくて、グループに参加したのですが、
思い出いっぱいのレジデンスが今年の3月に閉鎖になっていた
ことを知り、月日の流れを感じました。

今後、建物はコンドミニアムに変わるそうです。
この建物がある場所はもともと、Gramercy Parkという公園を囲んで
高級アパートが並ぶ地区なのですが、
Parkside Evangeline Residenceだけが例外で、
私のような留学生や1人暮らしの老人がリーズナブルな家賃で住める
女性専用のレジデンスだったのでした。
閉鎖にあたってこの場所から出された人々、特にお年寄りが
その後どうなったのか、気になるところではあります。

このレジデンスは1961年にオープンしたようです。
女性専用だったせいかセキュリティーもしっかりしていて、
20thパークアベニューというダウンタウンの便利な位置にありつつ
夜遊びした帰りに夜中でも徒歩で帰って来られる
安全な地区ということで、とても暮らしやすい場所でした。

当時を振り返ると、ここから学校に通学し、クラスのない日は
カメラを持ってほぼ毎日撮影に出かけ、学校の暗室を借りてフィルムの
現像プリント、ICPや写真ギャラリーで良質な作品の鑑賞と、
毎日写真のことを考えて生きていたのを思い出します。

アメリカで買ったラジオでWBGO Jazz88を聴き始め、
ジャズが大好きになったのもレジデンスの部屋でした。
帰国後、インターネットラジオで日本からも聴けるようになったのは
涙ものです。

パークサイド・エヴァンジェリン・レジデンスに思い出がたくさん
という元住人はきっと多いと思います。
OG会があったらいいのになー!

さよなら、パークサイド・エヴァンジェリン・レジデンス_a0086851_10572087.jpg

付近の住人だけ入れるセレブな(?)公園 Gramercy Parkから見た
マンハッタン。右側の建物がパークサイド・エヴァンジェリン・
レジデンス。大雪が降ったサンクスギビングデーの日でした。
by mayumiish | 2008-07-10 11:45 | アメリカ・オセアニア | Comments(2)

アメリカで子供を産むと

アメリカで結婚して、サンフランシスコで子供を産んだ
友人が、9ヶ月になる赤ちゃんを連れて日本に一時帰国中です。

今日会ったら、ユニバーサルデザインが
まだ充実していない駅などについて
「日本のお母さんたちはどうしてるの!?」と
ベビーカーを押しながら不平を言っていました。

アメリカでの子育て事情を聞いたところ、
出産時の費用は、保険がない場合、日本円にして約6百万円かかると
病院で言われたそうです。
友人は「一桁間違ってるんじゃない?」と思わず聞き返したそう。
でも、医療保険があればカバーでき、
友人もご主人も働いていて保険にも入っているので
約10万円の負担で済んだそうですが。
まさにマイケル・ムーアの映画「シッコ Sicko」の世界?

じゃあ、保険もなくお金もない人はどうするの?
と聞くと、政府の社会福祉予算でカバーされ、
なんとかなるのだそうです。

出産後、友人はさっそく仕事を再開し、
子供を私立のデイケア(託児所)に預けているのですが、
その費用は1ヶ月約8万円。
彼女によるとそれは安いほうで、
場所によっては20万円以上の託児所もあると言うのです。

朝はご主人が子供を預け、夕方、友人がピックアップするそうですが、
驚くことに、遅刻すると「罰金」があるのだとか。
15分までが10ドルで、その後は「1分につき5ドル」を
託児所に支払う義務があるそうです。
施設によって額の違いはあるものの、ほぼどこも罰金制だとか。
彼女の場合、もし30分遅れると85ドルもの出費です。
なので、彼女は夕方になると、仕事より何よりも
時間通りに子供をピックアップすることに精神を集中するそうです。

託児所は、大きな施設から少人数制の施設までさまざまだそうです。
定期的に施設や預かり内容のチェックが行政から入り、
事故や子供虐待の経歴などがあれば記録に残るため
親は、そういう記録をチェックしたり、
実際に子供を預けている親にコンタクトを取って
内容や質を確認した上で、決めるそうです。

友人によると、ある人が個人で経営する私立託児所の収入を
計算してみたら、年収2千万円ほどになるらしく、
「会社を辞めて託児所をオープンしようかしら。日本語も教えます、
とかね」と、半分本気で思案するのでした。
by mayumiish | 2008-04-20 21:01 | アメリカ・オセアニア | Comments(2)

ハワイの地震その後

10月16日の地震から二日後、ホノルルは通常通りに戻っているようです。ハワイ島では被害が出ましたが、オアフでは大きく揺れた以外にダメージはなかったみたいです。
ただ、数十年ぶりの大きな地震だったため、多くの人には初めての大地震だったようで、地元の人々は、どれほど揺れて恐ろしかったかを話してくれました。でも、ものが倒れたり落ちたりということはほとんど聞きませんでした。

今泊まっているホテルの40階にスイートルームがあるのですが、訪れる機会があって中に入ると、リビングルームにかかっていた絵の額が斜めに曲がっていました。高層階ほどだいぶ揺れたとのことで、その影響のようです。地震の時にたまたま車で走っていたので私は揺れを感じなかったのですが、話す人々の話しを聞くと、ホノルルではだいたい震度4ぐらいだったのではないかと思います。

原因は太平洋プレートが動いたことらしいですが、ハワイ島にはキラウェア火山があり、噴火の前兆なのかも?などと思うのでした。

地元のラジオを聴いていて興味深かったことは、地震の前兆現象かもしれない、ということで、ハワイ島で地震の前に魚がジャンプしていたそうです。前兆と思われることについての自然や有機体の変化や体験をラジオで聴視者から募集していました。すぐに外出しないといけなくて最後までラジオを聴けなかったのですが。やっぱりハワイでも前兆現象に関心が高いのでしょうか。

ところで、数人の友達から、10月17日頃に万象のエネルギーが高まるなどというメールが届いています。日にち的には地震の後のようなので関連性はないのかもしれませんが、日本で何か話題になっているのかと不思議です。

その後わかったことですが、どうやら私の泊まっていたホテル、ハイアット・リージェンシーに、韓国人スターのパクヨンハさんも宿泊していたらしいです。40階の部屋ということで、多分、上にも書いた、このホテルのスイートルームのこと。かなり揺れたことでしょう。ネットのニュース記事によると、韓国では地震があまりないそうで、パクヨンハさんはびっくりして40階からロビーまで階段を一気に駆け降りたそうです。下りるのはまだ楽だけど、停電でエレベーターも約14時間止まったままだったので、部屋に上って行くのはそぞかし大変だったことでしょう。

ホノルルの滞在中は、撮影に来ていたファッションモデルの押切もえさんにも遭遇しました。ある日の朝、ダイアモンドヘッド近くのKCCというファーマーズマーケットに行って、出店のフライド・グリーントマト(これは美味)を買っていたら、彼女と撮影隊一行が来て、その辺を歩いた後に彼女がその店で同じものを注文していました。英語も話せるみたいで、節度があって感じの良い人という印象でした。やっぱり地震に遭遇したようで、あの日は、それぞれに思い出深い(?)日だったことと思います。
by mayumiish | 2006-10-18 21:19 | アメリカ・オセアニア | Comments(0)

ハワイ島地震とホノルル大停電

取材の仕事でハワイのホノルルに来ています。なんと、今朝の7時頃にハワイ島に起きたM6.6の地震のせいで、オアフ島のホノルルは夜9時過ぎの今も停電中です。街は街路灯や車のライト以外はほぼ真っ暗。ホテルのエレベーターが使えず、非常階段を使って上り下りです。このホテルは40階建て。私の部屋は「幸運にも」11階です。

今朝は6時半過ぎにホテルを出て、車で取材先のノースショア方面に向かっていました。重そうなグレーの雲が覆う天気の中、とうとう激しい雨が降り始めて、地震が起きた時間はコーディネーターさんの運転するベンツで暴風雨のハイウェイを疾走中でした。なので、地震が起きたことには気づかず、それよりもワイパーを最速にしても足りないような強い雨と舞い上がる水煙による視界の悪さに気を取られていたのです。

雨なので撮影は無理ということで朝食を食べようと、ハレイワにある「コーヒー・ギャラリー」という店に入ると、中が暗いのでまだ開店前かと思いきや、店員の女性が「地震のせいで停電中なの。コーヒーだけあるわよ」とのこと。地震???なんでも大きな地震があってハレイワの町でも大きく揺れたということ。まわりでは口々に地震の話をしています。そこでショーケースにあったマフィンとコーヒーを買って隣の部屋のテーブルで簡単な朝ご飯を食べました。そのうちに続々と人が店に集まり始め、みな口々に大きな地震、と言っているのです。その時点では地震の規模や震源地がさっぱりわからず、店の品物が棚から落ちた様子もないので、大きいといっても、日本人からしたらそうでもないのでは、などと我々日本人は話していたのです。

けれども、午後、ホノルルへの帰り道にカーラジオをつけると、午後の2時というのに番組ではまだ地震の話題で持ち切りでした。ハワイ島では病院の建物が壊れたとか、どこかの会員制クラブでは会員以外でも水などがもらえることなど、地震情報番組となっていました。そこで、地震の規模を初めて認識。どうやらハレイワだけでなく、オアフ島全体が停電らしいということもわかりました。日曜日ということもあってか、街の店は軒並み閉店が多く、なんと道路の信号機まで停電しています。大きな交差点では、それぞれのマナーでなんとかなっているという感じでした。

ワイキキにあるホテルに戻ると、ロビー回りは人々でいっぱいにごった返していました。ホテルは自家発電をしているかも、との密かな期待ははずれ、やっぱり停電していたのです。夕方には電力が戻るらしいという話もありましたが、ダメでした。そこで、念のためにと水や食料の調達に出ることにして、午後5時半頃にライターのTさんと一緒に懐中電灯を鞄に入れて通りに出ました。

まず目に入ったのは、街角に点在するABCストアの前の長い列。みな食料や水を買い出しに来ているようです。近くにあるクヒオ通りのFood Pantryというスーパーに行ってみると閉店していました。そこで、長い行列ができている「Ono ステーキサンドイッチ」という店の列に並ぶことにしました。店からは何やら料理の良い匂いが漂ってきます。なんとか温かい夕ご飯が食べられるかなと思いながら行列に並ぶこと約1時間。停電は続き、日がくれて通りも暗くなり始めました。

行列に並んでいるとさまざまな人が通っていきます。ある男性は、大きなボウルにたくさんのチキンの焼ものを入れて現れ、「家の冷蔵庫(停電中?)にチキンがあったのでもったいないから持ってきた」と言って、行列に並ぶ人々と明るく話しながら一切れずつ配ってくれました。私たちも、つまようじに刺した一切れをもらって食べましたが、難民のような気分というのは、まさにこのことでしょうか。それにしても、こういう時に、フレンドリーなボランティア精神を発揮する人々がいるのはアメリカの良い点かもしれません。

やっと行列の順番が回ってくると、店で買おうと思ったチキンはすでになく、ビーフのサンドイッチのみということ。仕方なくビーフ(当然アメリカ牛?)&マッシュルーム&チーズサンドを買いました。厨房では3人の調理人がフル回転。停電で換気扇が回らず調理の煙や匂いで充満したキッチンで一生懸命作ってくれました。温かいサンドイッチと水を抱えてホテルに戻ると、やっぱりまだ停電中です。プールサイドで食べようかと上の階に行って見ると、なんとホテルがゲストに簡単な無料ディナーをふるまっていました。それを早く言って、と思いながら、ホテルの無料ディナーと買ってきたサンドイッチをたいらげたところで、夜の8時過ぎになってもまだ停電が続いています。仕方がないので、階段をまた歩いて上って11階の部屋に戻り、こうして久しぶりのブログを書くことにしました。

現在は、電気の明かりがついたビルが遠くにいくつか見えます。電気が戻ってきつつあるのでしょうか。そして時々、下の通りから謎の大歓声と拍手が聞こえてきます。町のビルに明かりが戻るのを観察しているのかな。部屋にはまだ電気と水がなく、部屋の中を懐中電灯を持ってうろうろしている状態です。トイレに行きたいときはかろうじて水が流れる1階まで下りていく必要がある様子。

今回のことは、東京で地震や停電になった時の教訓になるかもね、とTさんと話していました。最低でも夜のための明かり(懐中電灯やろうそく)、店が混雑する前に水や食料品を迅速に確保することが大切、と実感しました。

と、ここまで書いたところで、14時間ぶりに電気が戻ってきました!パッと部屋の明かりがついて、階下の道路からは大歓声。やっぱり電気が戻ったことを祝っている人々がいるようです。ホテルの隣の棟にも電気が戻り、バルコニーに出て階下に手を降ったり懐中電灯で合図している人が見えました。水はまだのようですが、そのうち戻ることでしょう。とにかく無事ですので、明日からなんとか取材続行できるといいな。
by mayumiish | 2006-10-16 17:12 | アメリカ・オセアニア | Comments(0)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
PROFILE
MEDIA
アジア
ヨーロッパ・アフリカ
アメリカ・オセアニア
日本
PHOTOGRAPHY
地球・自然・エコ
ヨガ的生活
フルーツ断食
フェアトレード
ボルネオ島
アート
人々
ARCHIVES
ARCHIVES(リゾート系)
WEB WORK
フォトボランティア
つれづれ
東日本大震災関連

最新の記事

「週刊朝日」歴史をたどる旅 ..
at 2019-11-27 15:52
『第23回 写真家達によるチ..
at 2019-11-20 22:44
『婦人画報』12月号/フラン..
at 2019-11-08 23:20
ボランティアの心
at 2018-07-17 00:12
玉のごとく
at 2018-06-30 07:30

外部リンク

ライフログ

食べるヨガ―今日からはじめる菜食レシピ48 (vela BOOKS)

検索

以前の記事

2019年 11月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 01月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
more...

タグ

i2i

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

その他のジャンル