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by mayumiish

カテゴリ:フェアトレード( 23 )



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知っていますか?毎年5月の第2土曜日は「世界フェアトレードデー」です。
今年は5月10日!

日本でもフェアトレードのファッションブランド、ピープルツリーを始め、お店などさまざまにイベントが行われているようです。世界に広まっているフェアトレードは、日本でもゆっくりではありますが、認知度が高まって来ましたね。イギリスなど欧米ではフェアトレードタウンも数多く生まれ、フェアトレード大学もあります。日本では2011年に熊本市がフェアトレードタウンの日本第1号に認定され、現在、名古屋市が2番目のフェアトレードタウンを目指しているそうです。

数年前になりますが、世界初の「フェアトレードタウン」を名乗るイギリスの小さな町ガースタンに取材に行ったことがあります。フェアトレードタウンという概念やその規定を作り、町での登録に奮闘した創始者ブルース・クラウザーさんや支援に積極的な人々にお会いしたのですが、話を聞くと、その熱意や行動力が素晴らしく、フェアトレードに対してこんな情熱を持った人々が日本にもいればいいのになあ!と当時思った記憶が。
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フェアトレードタウンの立役者ブルース・クラウザーさん。「世界初ファトレードタウン」の道路標識が通りに立っていました。

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ガースタンのスーパーマーケットのマネージャーさん。後ろはフェアトレード商品。ファトレードが浸透するように、お店を挙げてイベントなどいろいろ行ったそうです。
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スーパーマーケットで普通に売られていたフェアトレードワイン。
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カフェではフェアトレードのコーヒーなどがメニューに。「フェアトレードコーヒーあるわよ」と元気な方でした。店の入り口にフェアトレードのステッカーが。

写真を見ると、気がつきますか?日本ではファトレードというと20〜30代の若い世代が中心に活動を行っている印象ですが、ガースタンでは上記のような年代の方々がアクティブでした。日本でも幅広い年齢層がフェアトレード活動を意識すると、普及がもっと進むのかもしれませんね。

日本でフェアトレードタウンに名乗りをあげた熊本市には行ったことがないのですが、やはり同じように志を強く持った人たちが活動しているのでしょうね。いつか行って自分の目で町の様子を見てみたいです。

昨年、バングラデシュで、縫製工場のビルが崩壊して多くの従業員が亡くなるという事故がありました。その前には火災も。また、カンボジアでは、過酷で賃金が低すぎる労働条件で働かされている縫製工場の従業員がしょっちゅうデモを起こしています。それらの工場で作られているものの多くは、いわゆるファーストファッションと呼ばれるブランドの衣服です。また、数ヶ月ごとにモデルチェンジする衣服。売れ残った衣服はどうなるのでしょう?フェアトレードは大量の廃棄物の問題も提議しています。

以前、バングラデシュでフェアトレードの布製品を作っている村の工房にも訪問したのですが、そこでは女性たちが本当に生き生きと働いていました。シングルマザーでたくましく子供を育てながら働いている人も。そこにはすぐ隣に託児所や小学校があり、労働環境にも配慮されていたのです。以前は首都ダッカの縫製工場で働いていたものの、身体を壊して故郷に戻り、こちらで働き始めたという人もいました。女性たちの輝く瞳を見て以来、私もなるべくフェアトレードの製品を利用しています。

ちょっと探してみると、日本にもフェアトレード製品の種類が増えつつあります。衣服、アクセサリー、雑貨、オーガニックコットン、チョコレート、ワイン、フルーツ、コーヒー、お茶・・。フェアトレードの製品はたいてい、生産地のことがわかるトレーサビリティーがしっかりしています。5月はフェアトレード月間でもあるので、身近に買えるフェアトレード製品を見つけてみてはいかがですか?

世界フェアトレードデーについて

フェアトレードタウンについてはこちら
http://www.fairtradetowns.org
by mayumiish | 2014-05-10 16:29 | フェアトレード | Comments(0)

好きなアイスクリームのブランドがあります。
Ben&Jerry's (ベン&ジェリーズ)。
美味しい上に、フェアトレード認証の原料調達の方針を貫いているんです。
日本にも昨年から登場しましたね。

そのベン&ジェリーズが、参議院選挙にちなんだ楽しいキャンペーンを
展開しているのを見つけました♪

ベン&ジェリーズ 選挙に行ってアイスをもらおうキャンペーン

「日曜日は参議院選挙です。
アイスクリームを選ぶように注意深く、
アイスクリームを選ぶように前のめりで、
日本の未来を選びましょう!」

このキャッチコピーがいいな♪

私もさっそくエントリーしました。
参議院選挙投票日の21日まで受付け(東京のみ)、
アイスクリームは8/4まで受け取れるので、ぜひ。

さすがベン&ジェリーズ。ますます好きです♪
by mayumiish | 2013-07-17 19:36 | フェアトレード | Comments(0)

先日、フェアトレードのブランドピープルツリー People Treeの2013年新作発表会に行ってきました。

ピープルツリーは先頃20周年を迎えた、日本をリードするファトレード・ファッションブランドです。フェアトレードが目指すものは、生産地で立場の弱い人々を大切にするフェアな売買、労働条件などの配慮、機械での大量生産ではなく手仕事の重視、サステナビリティー(持続可能性)重視などです。生産地はインド、バングラデシュ、ネパール、アフリカなどなど。

2013年春・夏の新作は、よりデザイン性のあるスタイルで、レディースものはなんとなくふんわりフェミニン。イギリスのデザイナーとの楽しいコラボレーションもありましたよ。リネンやエプロンなどキッチン周りの商品も目立ったような。オーガニックコットンもいつもながら充実。衣服の柄の種類も増え、早くも春が待ち遠しい感じです。個人的には、インドプリントのシルクブラウスが気になりました。

ピープルツリーの衣服、雑貨などを一つ一つよく見るとわかりますが、ここの製品は、布地からして手織りのものが多いです。例えば、バングラデシュの村で織られたコットン製のスカートやパンツ。プリントはインドの木版染めだったり。ニット製品はネパール。作り手がわかり、また手仕事ならではの温かみが伝わってきます。

以前、雑誌の取材で、ピープルツリーが発注している生産地の一つ、バングラデシュのタナパラ村を訪問したことがあります。ヤギがのんびりと土の道を歩く素朴な村です。村に住む女性たちが工房に通ってきて、機織り機でコットン布を手織りし、染め物をし、精緻なノクシカタ刺繍を作って働いていました。はるか遠い首都ダッカにある大きな縫製工場で働いていたものの、体を壊して村に帰ってきたという女性もいました。工房の隣には労働者の子供達が通える小学校があり、託児所もありました。工房にいた女性たちはみな瞳がキラキラ輝いて、とても元気だったことが強く印象に残っています。

また、ピープルツリーの生産管理担当の人々が実際にバングラデシュに足を運び、次シーズンの発注をしたり、生産管理をしたりと、生産地と直接、一生懸命関わって運営されていることがよくわかりました。フェアトレードが機能していると実感できたのです。それ以来、ますますピープルツリーが好きになり、毎シーズンの新しい製品を楽しみにしています。

日本でのフェアトレードに関する認知率は、イギリスなどに比べるとまだそれほど高くないようです。ただ、ピープルツリーのスタッフの方と話をしたのですが、このところ、手仕事に興味を持って店に来店するお客さんがじわじわ増えているとのことでした。

この冬は「ネパールKIZUNA プロジェクト」という活動も行われているようです。手編みのニットキャップがかわいい!フェアトレードって何?という人はチェックしてみては?

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by mayumiish | 2012-11-24 03:42 | フェアトレード | Comments(0)

今日の東京は、本格的な雪になりました。
でも昨年のブログをふり返ると、春一番が吹いたのは2/25頃。
あと2週間です!

昨日はフェアトレードファッションブランドピープルツリー/People Tree
20周年記念パーティーに行きました。

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社長のサフィア・ミニーさんが最初にごあいさつ。
相変わらずチャーミングでエネルギッシュで自然体!
ピープルツリーは、サフィアさんが20年前に東京で始めた会社です。
「日本発祥のフェアトレード会社をこれからもよろしくお願いします」と
流ちょうな日本語でお話ししていました。
そして、ピープルツリーを支えるスタッフの方々をご紹介。
会社の立ち上げからサフィアさんと一緒にやってきた方々、
以前、取材などでお世話になった広報の小野さんや高井さん、
企画や生産地ケア、NGO活動のスタッフの方々、
また、自由ヶ丘や原宿などのお店スタッフが勢ぞろい。
思えば、本当に素晴らしいスタッフに恵まれた会社だなとしみじみ思います。

盛況なパーティーの来場者も、フェアトレードやエコ、オーガニック
エシカルなどに縁のある企業、出版社の方々が多かった印象で、
とてもポジティブな空気感を感じました。

サフィアさんにおめでとう!とあいさつをしたら、
「後でライブがあるので踊れるよ♪」と明るい笑顔。
でも、会場で出た美味しいベジタリアンの食事や
ワインなどいただいたらちょっと酔ってしまい、踊れませんでした(笑)。
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フェアトレードのオーガニックワインも。アルゼンチン産!

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できあがったばかりというピープルツリー2011年春夏カタログ。
今年はさらに洗練されたデザインが多く目につきます。

パーティー会場で、フェアトレードのショップイベントを展開する会社、
LOVE & SENSEの方にもお会いしました。
ブラジル産のフェアトレードバッグをお持ちでした。
缶ジュースなどのプルトップ製バッグ!
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ところで、毎年5月に「世界フェアトレードデー」があるのですが、
今年のテーマは、国際森林年に合わせて「フェアトレードと森林」とのこと。
サフィアさんと、何か一緒にできたらいいね、と話していたのですが、
気になる熱帯雨林のこととか、何かできたらいいな、と思います。

以前、ピープルツリーを取り上げた記事です。
女性パワーが幸せをよぶ!
フェアトレードが根づくバングラデシュの村を訪ねて(マリクレールジャポン)


もうすぐバレンタインデー。
贈り物に、フェアトレードのチョコレートはいかがですか?

フェアトレードチョコレート/ピープルツリー

(Camera: ノキア携帯X02NK)
by mayumiish | 2011-02-12 00:07 | フェアトレード | Comments(0)

今月はフェアトレード月間。

前回のブログにも書きましたが、あちこちでイベントが行なわれています。

遅い報告ですが、先週の土曜日5/8は「世界フェアトレードデー」のイベントに行きました。
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丸の内ビルにフェアトレード会社が集って出店し、フェトレード製品のファッションショーも行なわれましたよ。今年も若い世代の人々がたくさん来ていました。

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ファッションにフェアトレードを持ち込んだ先がけブランド、
ピープルツリーによるファッションショー。

私は数年前に、ピープルツリー製品の生産地の一つ、バングラデシュの村にある「タナパラ・スワローズ」の取材に行ったのですが、そのしくみや活動が地元の人々、特に女性の生活の自立に役立っている事を実際に見て以来、ますますフェアトレード推進を応援しています。

ファーストファッションが流行の現在、労働賃金の低いバングラデシュには下請けの縫製工場が多く存在します。週刊文春(5月6・13日号)には、ユニクロの中国の下請け工場で、労働者が午前3時まで残業させられるというレポート記事が載っていましたが、バングラデシュでも、工場の激務で身体を壊した女性に会いました。その後、自分の村に帰ってフェアトレード製品作りの仕事を得て、元気に働けるようになった、などの話も。素朴ながらも平和な村に暮らす女性や子供たちのきらきらした笑顔が多くを物語っていました。

日本ではフェアトレードの認知度がまだ低いものの、長年地道に展開してきたので、私を含めてリピーターも多いのではと思います。これまで3年間「世界フェアトレードデー」のイベントに行きましたが、今回感じたことは、まだ知らない人へ広めることが大切と同時に、リピーターへの工夫ももう少し必要かな、ということでした。フェアトレードもビジネス。生産地の人々の助けになる定番の商品を販売し続けることは重要ですが、購買者の興味をキープするのには、新しい商品を加えていく事も必要かなという気がしたのでした。そのへん、ファッションのピープルツリーは毎シーズン新しいデザインを展開して、購買者をうまく引付けていますね。ただ、バングラデシュの生産地で実際に見てきたので、そのためには品質管理に多大なエネルギーを使うことも大変よく理解できますが。

世界の市場を見ると、ファトレード製品は多岐に渡り、コーヒー、紅茶、チョコレート、バナナなどの果物、ワイン、ビール、衣服、アクセサリー、花、お菓子、砂糖、アイスクリーム、コスメなどなど3000種類以上はあります。
Fairtrade foundation / products

身近な店では、コンビニのミニストップなどがフェアトレード製品に力を入れていますが、ローカルな店での扱いがもっと増えるといいのにな、と思います。

ツイッター情報によると、現在、伊勢丹新宿店でもフェアトレードセレクトショップ「LOVE & SENSE」が展開中だそうです。代表の高津玉枝さんによると、伊勢丹の統括部長さんが「これからの時代は、作る人・買う人がともにハッピーに繋がって循環していくことが大切」と朝礼でお話しされたとのこと。素敵です!5/18まで開催中なので、必ず行ってみたいと思います。
by mayumiish | 2010-05-13 10:03 | フェアトレード | Comments(2)

東京はすっかり初夏の陽気ですね。

5月は「フェアトレード月間」ということをご存知ですか?
フェアトレードを啓蒙・推進するイベントがあちこちで
行なわれています。

そして5月8日は「世界フェアトレードデー」。
丸の内ビルディングにフェアトレードの店が集合して
大きなマーケットが開催されます。
フェアトレードのファッションブランド、ピープルツリーによる
おしゃれなファッションショーもありますよ。
私もほぼ毎年行っていますが、会場は大盛況で、
若い世代を中心にフェアトレードのへの関心の高さが
うかがえます。
また、商品のクオリティーやデザインも、
年々洗練されているのを感じます。

「フェアトレード製品ってどこで買えるの?」という人は
明日(5/8)、丸の内ビル7Fへ行ってみてはいかがでしょう?
衣服、雑貨、食べ物など、多岐にわたる製品に出会えるはずです。
世界フェアトレードデー 2010 丸ビルイベント

ほかには、伊勢丹の新宿店3Fにて、5/10 〜18に
大阪のフェアトレード・セレクトショップ「Love & Sense」が
期間限定の商品販売をするそうです。
こちらも楽しみ。

追記です。
渋谷の映画館アップリンク・ファクトリーでは、
「フェアトレード・フィルム・フェスティバル」も開催されますね!
期間は5/11~15。
フェアトレード・フィルム・フェスティバル/アップリンク・ファクトリー
by mayumiish | 2010-05-07 08:33 | フェアトレード | Comments(0)

フェアトレードの普及に携わっている知り合いから
お知らせが来ました。

5月に東京のアップリンクファクトリーで、
フェアトレードに関する映画を集めた映画祭を開催するそうです。

「フェアトレード・フィルムフェスティバル」
世界のアンフェアと、フェアトレードについて知る5日間

◎開催期間: 5月11日(火)〜5月15日

◎会場: アップリンク・ファクトリー
渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F

◎主催:
フェトレード フィルム フェスティバル実行委員会

◎協力:
エスパース・サロウ
ぐらするーつ
シャプラニール=市民による海外協力の会
ピープル・ツリー
フェアトレードリソースセンター
ネパリ・バザーロ
NOAH'S CAFE

◎上映作品:
「Garment girls」「おいしいコーヒーの真実」「未来の食卓」
「いのちの食べ方」「ザ・コーポレーション」「女工哀歌」
「紙の布に希望を託して」など。

トークショーも数回あり、私の知人も出るようですが、
みなさんフェトレード事情に詳しいエキスパート。
いろいろな話を聞けると思います。

5月は世界のフェアトレード月間です。
この機に、フェアトレードに関する知識を深めるのも
いいかもしれませんね。
by mayumiish | 2010-04-11 23:40 | フェアトレード | Comments(0)

日本に比べ、ヨーロッパではフェアトレードに対する意識が
格段に高い、と常々思わされます。

イギリスのフェアトレード推進者、ブルース・クラウザーさんたちが
自分の住む町ガースタンで始めて、
オフィシャルな定義を作った「フェアトレードタウン」は年々数が増え、
エコへの取り組みで先進国のドイツにも、フェアトレードタウンが
どんどん広がっているそうです。

以前、ピープルツリーの生産管理部門に勤め、
バングラデシュなどの生産地に通って製品の品質管理などを担当し、
現在ドイツ在住の宮原桃子さんが、現地からレポートしています!

フェアトレード・タウン、ドイツで続々誕生!/ Think the Earth プロジェクト

フェアトレードタウンとは
Fairtrade Foundation/Fairtrade town

世界初フェアトレードタウン宣言の町、イギリスのガースタンに
私も2005年に取材に行きました。
その時に感じたことは、上記のブルースさんを中心とした
フェアトレード推進家たちの、地元商店やカフェなどを
巻き込んでの熱心な活動です。
「自分たちの住む町でフェアトレードを広めたい」という。
その勢いでフェアトレードタウンが生まれたという話でした。
人口約4000人の小さな町だったことも、
志をシェアしやすかったのでしょうか?

日本でもフェアトレードタウンへの取り組みがあるそうですが、
どの町が最初に名乗りを挙げることでしょうね。
きっと町のPRにもなるはずと思うのですが!
by mayumiish | 2010-03-11 12:16 | フェアトレード | Comments(2)

先日、フェアトレードブランド「ピープルツリー」
プレス発表会が英国大使館であり行ってきました。

この春の新作デザインの一部に、イギリスの女優
エマ・ワトソンがクリエイティブ・アドバイザーとして
参加したコレクションが加わったのです。
エマ・ワトソンは、映画「ハリーポッター」の
ハーマイオニー役で人気の19歳。
彼女がデザイン作りに関わった衣服がこの3月から
発売されるそうです。

新作は、ざっくりしたコットンのケーブル編みセーターや
オーガニックコットンのブレザージャケット、
パーカー、Tシャツなど、英国風カジュアルなラインで可愛いです。
いつもはファーストファッションを追っている若い世代にも
十分アピールしそう。メンズもなかなか充実。

ピープルツリーの社長、サフィア・ミニーさんによると
「エマさんは積極的にプロジェクトに参加し、
この部分をあと3ミリ変えたらどうかしらなどと、
細部に至るまで関わってくれました」とのこと。
映画「ハリーポッターと死の秘宝」の撮影と
並行して、デザインを考えたり打ち合せをしたのだそうです。

発表会後のティーパーティーで、サフィアさんとお話すると、
この話は、エマから提案されたプロジェクトだとのこと。
「エマさんがピープルツリーの服に興味を持っている
と聞いて、とってもうれしかったわ!」と
大きな笑顔のサフィアさんは、現在ロンドン在住です。
「時差ボケで」といいながらも、相変わらずエネルギッシュで
かつ、ナチュラルなオーラを発していました。

イギリスでは、若いセレブリティーがこうして
社会的な意識を持って活動することは
そう珍しくないとのことで、それが評価される
社会なんでしょうね、きっと。

イギリスはフェアトレードの認知度が70%とのこと。
日本はといえば、3年前は6%で、現在16%。
まだ認知度が低いですね。
関心を持つ人が少ないのでしょうか?

でも、今回は新たな芽も感じました。
発表会に、フェアトレード推進の活動をしている
大学生たちも来ていて、その内容をレポート。
中でも一ツ橋大学のフェアトレード推進サークル「ラポンテ」が
国立市でさまざまな活動を展開していて、
中学生にフェアトレードについての出張授業をしたり、
コンテストをしたり、また「フェアトレード週間」を
設けたりと、かなりアクティブ。

私は数年前に「世界初フェアトレードタウン」を宣言した
イギリスの小さな町ガースタンに行ってきたのですが、
その町がフェアトレードタウン宣言をするまでに至った
アクティビティーが、一ツ橋大学の現在の取り組みと
けっこう共通しているように感じたのでした。
まず子ども含めた地元の人々を対象に、いかに関心を深めてもらうか。

その学生たちは、エマとのコラボという話題に合わせてスクール・オブ・フェアトレードというキャンペーンを展開しています。
今月は高島屋でピープルツリー製品の販売があり、
その期間中、学生たちが「Voice of fair trade」という
イベントを行うとのこと。
関心のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
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サフィア・ミニーさん(左)と、エマ・ワトソンとのコラボ新作を着た学生ボランティアのモデルさんたち。英国大使館のプレス発表会にて。ピープルツリーのフェアトレードファッション商品はいつもおしゃれ!
by mayumiish | 2010-03-02 03:09 | フェアトレード | Comments(4)

 先日、フェアトレード・ブランドピープルツリーの2010年春夏新作展示会があり、会場になった勝どき橋に行きました。
 
 日本とイギリスを行き来して活動するピープルツリーの社長サフィア・ミニーさんがちょうど来日中で、プレス向けにイギリスのフェアトレード最新事情をお話ししてくれました。

 ファッションにおいて、フェアトレードやエシカル・トレードへの関心が日本よりずっと進んでいるイギリスでは現在、政府主導の「サステナブル・クロージング・アクション計画 「Sustainable Clothing action plan」が始まっているとのこと。

 ただ、主にゴミ問題に特化されているそうで「生産地の労働条件の改善などが含まれていない」と、サフィアさんは計画の不十分さを指摘していましたが。

 それでも、世界の人口が増え続ける中で、衣服に関するゴミ問題も増大しつつあるという事実に気付かされました。その原因の一つは「ファーストファッション」業界だとサフィアさん。トレンドの服を安い価格で短期間に次々と販売するので、消費者も気軽にどんどん買って着捨てていくわけですが、不要になった衣服の行方を考えると、何もしなければたしかに凄まじいゴミの量?サフィアさんによると、年間に数億トンもの衣料ゴミが発生しているとのこと。それだけでなく、安い素材として化学繊維を大量生産すれば、その際に発生する産業ゴミも深刻化するんじゃないかなと思いました。あとは、販売に付随する包装バッグなども。

 イギリスには、ファーストファッション・ビジネスに疑問を持つ人々も登場し始めたもようで、今年の5月、「PRIMARK」というファーストファッション店のオープンに先がけて、店の地元に住む人々による抗議活動が行われたとか。結局はオープンしたそうですが。

 このプレス発表会には女性誌の編集者なども来場していました。サフィアさんは「ファッションリーダーであるセレブリティーに、ファーストファッションのPRをさせないでほしい」と訴えていました。そういえば東京でも、去年あたりから出店が増えていますね。デザイナーとのコラボを展開して話題になった店もありますが、やはり手放しでもてはやせるものではないのでは、と思います。

 その帰り、知り合いのバングラデシュ人が勝ちどき橋の近くにレストラン(GAO Asia)を開いたことを思い出し、ふらっと寄ってみました。バングラデシュは、大手アパレル会社の縫製工場がたくさんあることで有名です。ひよこ豆とキーマのカレーを食べながらそんなことをおしゃべりしていたら、縫製工場が林立する首都ダッカに地方からの労働者が大量流入し、人口が過密状態だと話してくれました。「今はダッカ市内では新しい工場建設が規制されてるんじゃないかな」とのこと。そんな労働者たちはスラムの酷い住宅事情の中で暮らしている人も多いそうです。

 ダッカから遠く離れた地方の州へ、ピープルツリーのためのフェアトレード製品を作っている村や民家を訪問したことがあります。そこでは、素朴ながら生き生きとした女性たちの活動や子供の目の輝きが印象的で、フェアトレードの効果をしみじみ実感しました。

 狂牛病の問題などが起きて、日本でも食べ物のトレーサビリティー(物がどこから来るのか追跡)に気をつける人は多い今日この頃ですが、身に着ける衣服についても気にする人がもっと増えるといいのになと思います。
 
 
by mayumiish | 2009-06-14 12:52 | フェアトレード | Comments(2)