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お茶会へ へうげものワールド

東京もすっかり秋が深まりました。今日の日の入りは16:31とかなり早く。冬至が過ぎるのが待ち遠しいです。

週末は友人Yさんの誘いで、お茶会に参加してきました。場所は広尾の祥雲寺。奥に大きな庭園を有する広い敷地で、戦国時代から江戸時代前期に活躍した武将、黒田長政などのお墓があるそうです。

お茶会は庭園の一角に立つ茶室にて。茶道を習っているわけでもなくて作法に詳しくないので、所作の流れは、主賓を務めたどこかのお茶の先生らしき方をお手本にさせてもらいました。

茶会の楽しみは、うつわや茶道具、床の間を飾るもてなし品を堪能することも大きなポイントの1つですね。松ぼっくりを象った青磁の香合、掛け軸にある「松菊〜〜〜」の文字。これは、茶釜でお湯を沸かす時の音=「松風」を聞く、という意味をかけてあるのだとか。そしてその松風を聞かせるために大きな茶釜を選んだのだと主催者の方の説明が。そんな遊び心が楽しかったです。和服で来た人も多く、茶室で聞く衣擦れの音も心地良いものでした。

また、床の間には「マユミ(檀)が生けてあります」とのお話。見れば、わびさび風情のある陶器の花瓶に、赤い実をつけた枝が。今が実の季節ということで、マユミの話しをひとしきり。「ともすれば全山マユミが」などと言われるたびに、密かに反応してしまうのでした。

実は先頃、ヨガ友Tさんから勧められて読んだ「へうげもの」にはまりました。時代は安土桃山から江戸時代。実在の茶人、古田織部を主人公に、その師、千利休たちが繰り広げる茶の湯文化、信長、秀吉たちとのシビアな政治的攻防が描かれ、当時のアートシーンと歴史も学べる一石二鳥のコミックです。「へうげもの」を思い出して、昔から綿々と現代へ続く茶の湯文化に感慨を深くしました。

帰り際、今の季節は中国磁州窯の宋代あたりの鉄絵の壺も合いそう。その場合の生け花は柿か、マユミかな、はたまた越州窯の渋い青磁の茶わんで飲んでみたい、などとイメージを膨らませつつ、友人とお寺を後にしました。

へうげもの―TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (モーニングKC (1487))
by mayumiish | 2009-11-22 10:35 | つれづれ | Comments(0)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


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