ゾウが増えすぎても問題・アフリカ
南アフリカで、ゾウが過剰繁殖しているので
減らす政策を取ることにしたそうです(産経新聞2008.2.26配信)。
密猟による激減から守るために1995年から保護政策を取った結果、
今度は増えすぎて生態系破壊などが問題になっているとか。
この南アフリカの今回の決定に対して、
動物保護団体が反対活動を始めているようです。
(ボツワナ、チョベ国立公園・ゾウはいつも家族で行動)
同じ問題をボツワナでも見ました。
しかも、南アフリカにはゾウが1万8千頭生息するそうですが、
ボツワナにはその約10倍、15万9千頭ものゾウが生息しています。
これも、密猟から守る保護政策によって繁殖したそうです。
国内で特に多く、6万頭のゾウがいるという
「チョベ国立公園」に行った時、
チョベ川のほとりに群れるその数の多さは壮観で、
まさに「ゾウの楽園」のようでした。
(ボツワナ、チョベ国立公園)
一方、ゾウが根元を踏み荒らしたり食べてしまったことによって
枯れてしまった木が多く目につきました。
葉がなくなって曲がりくねった枝だけが空に伸び、
まるで映画「ナイトメア・ビフォークリスマス」の
ような、ある意味シュールな光景が広がるエリアが
あったのを覚えています。
そういう現状を憂えて、ボツワナ政府でも対策を検討中とのこと。
ほかの国にゾウを寄付するなどもしているそうですが、
なにせ15万頭以上。限りがありそうです。
同じアフリカでも、ケニアでは、たしか密猟の問題が
今でもあるといいます。
密猟禁止対策が遅れていたのでしょうか。
また、東南アジア、ボルネオ島などのアジアゾウは、
生息地である熱帯雨林を人間のパーム農園として奪われたりするなどで
個体の減少が大変に深刻な現状です。
多過ぎても少な過ぎても問題。
どちらも人間の都合が自然のバランスを壊して招いた
現状だと思うと、人間の責任は大きいですね。
遠い国のことだからと無関係のようでいながらも、
その一端から生まれたものを享受する自分がいるのでは、と
気になるこの頃です。
減らす政策を取ることにしたそうです(産経新聞2008.2.26配信)。
密猟による激減から守るために1995年から保護政策を取った結果、
今度は増えすぎて生態系破壊などが問題になっているとか。
この南アフリカの今回の決定に対して、
動物保護団体が反対活動を始めているようです。
(ボツワナ、チョベ国立公園・ゾウはいつも家族で行動)
同じ問題をボツワナでも見ました。
しかも、南アフリカにはゾウが1万8千頭生息するそうですが、
ボツワナにはその約10倍、15万9千頭ものゾウが生息しています。
これも、密猟から守る保護政策によって繁殖したそうです。
国内で特に多く、6万頭のゾウがいるという
「チョベ国立公園」に行った時、
チョベ川のほとりに群れるその数の多さは壮観で、
まさに「ゾウの楽園」のようでした。
(ボツワナ、チョベ国立公園)
一方、ゾウが根元を踏み荒らしたり食べてしまったことによって
枯れてしまった木が多く目につきました。
葉がなくなって曲がりくねった枝だけが空に伸び、
まるで映画「ナイトメア・ビフォークリスマス」の
ような、ある意味シュールな光景が広がるエリアが
あったのを覚えています。
そういう現状を憂えて、ボツワナ政府でも対策を検討中とのこと。
ほかの国にゾウを寄付するなどもしているそうですが、
なにせ15万頭以上。限りがありそうです。
同じアフリカでも、ケニアでは、たしか密猟の問題が
今でもあるといいます。
密猟禁止対策が遅れていたのでしょうか。
また、東南アジア、ボルネオ島などのアジアゾウは、
生息地である熱帯雨林を人間のパーム農園として奪われたりするなどで
個体の減少が大変に深刻な現状です。
多過ぎても少な過ぎても問題。
どちらも人間の都合が自然のバランスを壊して招いた
現状だと思うと、人間の責任は大きいですね。
遠い国のことだからと無関係のようでいながらも、
その一端から生まれたものを享受する自分がいるのでは、と
気になるこの頃です。
by mayumiish
| 2008-02-26 11:43
| 地球・自然・エコ
|
Comments(2)
Commented
by
map
at 2008-02-26 15:23
x
人間様の勝手なご都合が、招いた問題の1つだと痛感しますね。
温暖化にしてもしかり。。。
先日、フォーラムのエコフェアーの撮影に行ってきましたが、エコ=ビジネスが、見えてしまい複雑な思いでした。
温暖化にしてもしかり。。。
先日、フォーラムのエコフェアーの撮影に行ってきましたが、エコ=ビジネスが、見えてしまい複雑な思いでした。
0
Commented
by
mayumiish at 2008-02-26 16:35
mapさん、旅の準備は進んでいますか?例のもの&彼女によろしくお願いいたしますー。
エコについは、エコ=ボランティアではないと思うので、環境改善につながるビジネスならば、隆盛して投資家の投資対象にもなってもらいたいと思うのですが、エコでもなんでもないのに便乗してエコ・ビジネスをする会社などにはやめてもらいたいですよね。海外ではエコ・ビジネスがうまく機能して環境改善に寄与しているケースがあるようですが、日本の状況はどうなんでしょう。
エコについは、エコ=ボランティアではないと思うので、環境改善につながるビジネスならば、隆盛して投資家の投資対象にもなってもらいたいと思うのですが、エコでもなんでもないのに便乗してエコ・ビジネスをする会社などにはやめてもらいたいですよね。海外ではエコ・ビジネスがうまく機能して環境改善に寄与しているケースがあるようですが、日本の状況はどうなんでしょう。
写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.
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