私たちに見えない場所で

昨日のブログにも書きましたが、
ボルネオ島のパーム農園の人々によって傷つけられた
ゾウを救出する活動についての番組がありました。

ボルネオ保全トラストで活躍されている
坪内さんが紹介されていました。
彼の話しを昨年の東京のセミナーで聞いた時、
現場を見ている人ならではの切実な声を感じましたが、
昨日のTV番組を見て、とても納得しました。

ゾウは家族中心の群れで生息しています。
パーム農園のためにボルネオ島でのすみかが
どんどん小さくなっているとのことです。
特に、人間がしかけたワナにはまってしまった子ゾウや
親とはぐれて精神不安定になった子ゾウなど
とてもかわいそうでした。

あのゾウたちを見ながら、ボツワナで見たゾウを思い出しました。
政府の手厚い保護政策のおかげで
ボツワナは世界最大のゾウ天国。159,000頭のゾウが生息します。

アフリカゾウもほとんどが群れで暮らし、
私が見たゾウたちも家族単位でまとまっていました。
体長1メートルぐらいの、まだ鼻が短い赤ちゃんゾウが
親たちの間に守られながらトコトコ歩いたり水辺で遊ぶ、
ほほ笑ましい姿を覚えています。

今では逆に増えすぎて困っているそうですが、
自然の中でのびのびと生きるあの象たちに比べて
ボルネオのゾウの窮状は悲惨とも思えました。

それにしても、その原因を作っているボルネオ島・
マレーシアのパーム農園の最大の消費国は日本です。
洗剤、食品油など多岐に使われています。
今後はバイオ燃料としても、という状況。
昨日の番組でその件についてそう触れられなかったのは、
パーム油に関わる日本の大企業が多いからでしょうか。

ところで、パーム油以外にも、大豆やコーンも、
アマゾンやアメリカ内陸の生産地で環境破壊などの
問題が起きているそうです。
ニューカレドニアでは、
ニッケル素材(日本で使われる50%がニューカレドニア産)
産出のために環境汚染が進んでいるという番組を先日見ました。

物の行き来がグローバル化している現在、
生産地が私たち消費者の目に見えないはるか遠い場所に
あることが多くなりました。

便利な生活の中で、意識的に産地にも目を向けてみることが
キーポイントなのかな、という気がするこの頃です。
by mayumiish | 2008-01-21 20:53 | ボルネオ島

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