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アジアの布・カンボジア

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アジア好きの人は、布好きの人が多いですよね。
アジアの国々には、とても味わい深い
手織りや手染めの布が多彩にあります。

先月、インドのオリッサ州を旅してきた友達たちは、
オリッサで有名な絣織りなどの布をどっさり買ってきたそうです。

そういう私も布好きで、先月行ったカンボジアでは手織物の村を訪ねたり、
布製品を扱うブティックに足繁く通って
手織りのシルクスカーフやらコットンを
(またもや)たくさん買ってきてしまいました。
行くたびに新しい織りや柄の製品が並ぶこの頃のカンボジアです。
今回は、これまであまり見なかったシルクスクリーンの
染めものが新たに登場していました。

カンボジアの織物は、ホールと呼ばれる細かい柄の
イカット(絣織り)のシルクが伝統的です。

特に、クメール生糸で織られた良質のシルクはことさらに柔らかで
とても手触りの良いのが特徴です。
でも生産量が少ないので、普通はベトナムなど近隣から輸入した
生糸が用いられています。

また、クロマーと呼ばれるチェック柄のコットンスカーフは
日本の手ぬぐいに当たる存在で、
頭に巻いたり、首に巻いたり、荷物を入れてしばったりと大活躍。
カンボジア人の暮らしの中に密着した布です。

それらの布は、工場で生産されているものではなく、
プノンペンの郊外に点在する村々の高床式家屋の軒下で、
糸の紡ぎから染色、機織りまで全て手仕事で
行われているのがまた魅力です。
かつて、ポルポト時代などに絹織物の生産が途絶えた時期が
あったと思うと、復活した手仕事の現在の盛況ぶりが
なおさら感慨深いのです。
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また、カンボジアの手織り布の多くは、特別な職人の仕事ではなく、
農家などの女性の家族仕事によって作られています。
通常、母から娘や近所の人々へと伝えられますが、
NGOなどの援助で、貧しい村の女性に技術を教える活動も行われています。
そのようにして生まれた布は、女性たちの収入となり、
プノンペンやシェムリアップの店で観光客などへ売られて行きます。
ある意味、かなりフェアトレードな製品です。

カンボジアを訪れたら、ぜひ手織り布に注目してみて下さい。
そして、まだ少ないながらもクメール生糸で織られた布を見つけて、
その風合いの良さもぜひ堪能してほしいものです。
by mayumiish | 2007-05-17 01:04 | アジア | Comments(0)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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