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インレー湖の写真から

久しぶりに今日の1枚じゃなくて4枚。

今年行ったミャンマーについての原稿を最近また書きました。今回はインレー湖です。ミャンマー中部にある大きな湖。

写真を撮るため、ボートをチャーターして早朝の湖を走っていると、遠くのほうにボートが集まっているのが見えました。

インレー湖の写真から_a0086851_1274378.jpg

何だろう?とさっそく近づいてみると・・。

インレー湖の写真から_a0086851_155984.jpg

湖の漁師さんたちが、みんなで集まって朝ご飯を食べる準備をしているところでした。私のボートが近くに行くと、「一緒に食べる?」などと冗談を言ったり、フレンドリーな彼らなのでした。ローカルなミャンマーに触れたひととき。

インレー湖の写真から_a0086851_1555376.jpg

彼らのボートは足で櫂を操って立って漕ぐボート。シャン州に広がるインレー湖はとても美しい場所です。この辺りは水が透明。湖でも、船型家屋がたくさん並ぶカンボジアのトンレサップ湖とはまた違い、同じアジアながら生活文化の違いを感じます。

インレー湖の写真から_a0086851_1324377.jpg

これはサンセットの時間。暗くなる前に家に帰る途中のボートかな。水辺の写真を撮るのが好きなので、いつまでも撮っていたい場所なのでした。

今回、写真を整理をしながら思ったこと。
現在、ブリヂストン美術館で開催中のカイユボット展公認ブログを担当中なのですが、カイユボットは自分でヨットを設計するぐらい船好きでもあり、水上から見たようなアングルでボートの絵をいろいろ描きました。それがまた広角レンズで見た写真のような雰囲気で興味深いのですが。でも、絵は自分の思った通りコントロールして、自由に描けますよね。自分の好きな構図で配置すればいいのですから。カイユボットが描いた水上のボートの絵はどれも構図や色のバランスがとても整っていて、美的な心地良さがあります。

一方、写真は、目の前にあるがままのイメージが写ります。インレー湖上で写真を撮った時は、たびたびちょっと苦労しました。私のボートが止まっていても、水の動きで微妙に動いてしまうし、相手のボートも当然動くので、自分が撮りたいパーフェクトなアングルや光、タイミングをとらえるのには、勘や読み、偶然も関わります。でも、ある環境の中で良い写真を撮ろうとする努力、一瞬の切り取り、偶然という一期一会的な作業は、絵にはない写真ならではの面白さなのですよね。インレー湖のことを振り返りながら、そんなことを思ったのでした。

ブログのフォーマットを少し変えてみました。ブログのカテゴリーやコメント欄などが消えたように見えますが、一番下にあります!使いやすいかどうか、しばらく様子を見てみます。
by mayumiish | 2013-11-20 03:55 | アジア | Comments(0)
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