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映画「TOKYOアイヌ」を観ました

友人に誘われて「TOKYO アイヌ」という映画を観てきました。

首都圏に住むアイヌ民族の人々のコミュニティー、活動を3年間に渡って丁寧に追ったドキュメンタリー映画です。監督は映像作家の森谷博氏。

映画によると、首都圏には5000~10,000人のアイヌ民族の人々が住んでいるそうです。年配から若い世代までのアイヌ民族の人々にインタビュー。それぞれが語る人生の断片、思い出、暮らし、そしてコミュニティー活動を通して、民族が受けて来た差別の歴史、困難、ルーツへの思いが多様に浮かび上がり、また、先住民族としての文化を守るために彼らがコツコツと続けて来た努力が描かれています。

アイヌの人々が首都圏に大勢住んでいることを知りませんでした。第二次世界大戦後、アイヌの人々は就職のため、また北海道での差別や迫害を逃れて首都圏に多く移住してきたとのこと。かつては自分たちの身分を隠して生きる人が多かったそうですが、少しずつコミュニティーを育んでお互い助け合い、現在はアイヌの文化に誇りを持って、民族としての権利を得るための活動をしているそうです。

八重洲に「アイヌ文化交流センター」という施設があり、アイヌの人のための文化伝承、たとえばアイヌ語、刺繍、木彫りなどの講習が行われているそうです。儀式で人々が纏う服に施された刺繍のアイヌ文様が美しくてエキゾチック。一着完成するのに1年かかるという手仕事に、アイヌ文化の心がうかがえる気がしました。刺繍をする女性が「糸はどこかにつながっていて、へその緒のようにも感じる」と言っていたのが印象的。また、アイヌでは子供が生まれてもすぐに名前をつけないで、数年間観察してその子の特徴に合った名前をつける伝統があるそうです。面白いな。映画から、アイヌの豊かな文化、魂や神を大切にする人々の思い、愛もいっぱいに伝わってきました。

秀逸なドキュメンタリーです。2月と3月にも上映会があるそうですよ。
「東京アイヌ」公式サイト
by mayumiish | 2013-01-28 04:24 | アート | Comments(0)


写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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