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タイの黒、カンボジアの手仕事

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新年の始めに書いた通り、今年はもっとブログの更新を、と続けています(今のところ 笑)。

今月、タイとカンボジアの取材に行き、大変に興味深い場所や人々に出会いました。もし私がブロガーだったら、旅の詳細をいくらでも書きますが、しばらく先の掲載になる雑誌の仕事なので、まだあまり書けないのがなんとも歯がゆいところです。

タイではバンコクで時間が少しできて、10年ぶりにタイ人の友人に再会し、一緒にカオマンガイの美味しい店を満喫。タイでは昨年亡くなったプミポン国王に今も弔意を示す人が多く、黒い色の服を身につけるタイ人が目につきました。私も黒い麻のワンピースを一着持って行ったので、友人に会う時に着たら、「ちゃんと黒の服を着ているわね」という感じで喜ばれました。少し高級なレストランでも黒い服の人々が目につき。今年中にタイに行く方は、一応、荷物に黒い色の服を加えることをおすすめします。

久しぶりのカンボジアでは、伝統の絹織物が健在なことを確認してきました。しかも技術が進歩している印象。けれども織物の村に住む人に話を聞いたら、手織りの職人さんの人数は減る傾向にあるそうです。素朴で上品な光沢をたたえるカンボジアシルクの美しさは、いつまでも消えてほしくない宝ものの一つです。ほか、プノンペンでは、240通り界隈におしゃれなブティックが増え、ごちゃっとしていたロシアンマーケットはどことなく小ぎれいになっていました。でもマーケットの奥のほうにはフルーツや野菜どっさりの食材市場や屋台の喧騒がまだ残り、下町的な素顔が見えました。プノンペンはまさに新旧が交錯。

現在、ワクワクするアイデアを温め中。また近いうちにぜひカンボジアに行きたいなあ。というか、きっと行きます。

(写真はプノンペン、王宮前広場 by iphone6S ©Mayumi Ishii)

by mayumiish | 2017-01-30 13:39 | アジア

職人スピリッツ

1月もすでに半月が過ぎましたね。
毎日寒いですが晴れの日が多い東京は、朝と夕暮れの光がとても美しくて、
ひととき心を奪われています。

昨年末頃から、本の制作に関わっています。
テーマは職人さん。アルチザン。

準備段階なのでまだ詳しく書けませんが、発行が近づいたらご紹介しますね。
最近はその取材で職人さんの工房に撮影に行っては原稿を書き進めています。

それぞれジャンルがさまざまですが、質の高いもの作りをなりわいとしている
人々はみな、共通した職人スピリッツを持っていることを感じます。
というのも、彼らが語る言葉のキーワードが重なっているのです。

みなさんが作り出す物も素晴らしく、取材しがいのある方々ばかりです。
目眩く道具の数々を見るのもたいへん心楽しくて。
手仕事の尊さを改めて感じています。
明日も撮影にGo!


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これは何の道具かわかりますか?



by mayumiish | 2015-01-18 00:57 | 日本

ソトコト8月号にミャンマーの手仕事の記事

今朝、ぶわ〜っと一気に夏の風が吹いているな、と思っていたら、
関東地方も梅雨が明けたようですね。

ソトコト8月号(たぶん7/5発売)に、
私が担当したミャンマーについての記事が掲載されました。

ソトコト 2013年8月号(木楽舎)
「ミャンマー・マンダレー 
若い職人が支える手仕事の都」(写真&文)

旅之声というコーナーの短い記事で、
古都マンダレーに伝わるものづくりを紹介しています。

ミャンマーは経済発展の真っ最中。
外資の産業がどんどん参入しているようですが、
ミャンマーに脈々と伝わって来た伝統の手仕事が、せっかく若い世代に
引き継がれているので、そのまま長く続けばいいな、と思いながら書きました。
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来月にも別のミャンマーの記事が出ますので、またお知らせしますね!

ソトコト8月号の大特集は「社会を動かす女子」。
私の知り合いの方々もちらほら紹介されています。
女子パワーはたくましい♪とあらためて思いました。
by mayumiish | 2013-07-06 13:01 | News

道具の大切さ

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ものづくりの取材などをしていると、必然的にさまざまな道具を目にする機会も多くなります。手仕事の道具の1つ1つは、やはり手仕事で作られていることが多く、へ〜っと感心したり、道具に興味が行く事もあります。

染め物の職人さんとお話をしていたら、仕事の道具を作る人が減っていることに危機感を感じているとのことでした。ほかのものづくりの現場でも聞いたことがあり、日本の手仕事は、道具を作る人の存在に大きく左右される状況なんだなとつくづく思わされました。

アジアの国でも、手仕事を訪ねる旅は楽しい旅です。村がまるごと手織りの村だったり、銀細工の村、漆の村などがあって、伝統が息づいています。特に心魅かれるのは銀細工ならカンボジア、漆はミャンマー、織り物はカンボジアとラオス。そんな時に思うことは、市場経済が発展していくに従い、手仕事の伝統がすたれて行きませんように、ということです。店で目にするクラフトの品質が、なんとなく雑な感じになった?大量生産化?と思う時ほど寂しい時はありません。

また、カンボジアではポルポト政権の時代に文化芸術活動を禁止、アーティストや職人などが虐殺されてしまい、クラフト作りの伝統が一度途絶えた時期があり、数少なく生き残った人々は現在高齢。復興活動で次世代に技術が伝えられてはいますが、これからどうなるでしょう。

そういえばアジアの骨董店などでも、道具のアンティークを目にします。例えば機織りの機械に使う木製の滑車だったり、糸を紡ぐ糸車だったり、何かを切るためのハサミだったり。何気なく見ていましたが、あらためて思えば、道具を使わなくなっているということにつながるんですね。

アジアでは今も手仕事で作られているものが多いですが、いつかは道具を作る人がいなくなって大変、という時代が来るのかな?今月訪問してきたミャンマーのことをつい思い出しました。
by mayumiish | 2013-03-31 18:40 | アジア

ものづくりの心

12月。慌ただしくも一年をふり返りつつ、来年に思いを巡らす時期ですね。

取材をさせていただいたご縁で、先日、染め物関係の方々の忘年会に誘っていただき、楽しく参加してきました。
いろいろなお話が興味深く、東京近郊にも伝統的な染め物が残っていて職人さんたちがさまざまな布を世に送り出していると知りました。

メンバーの中に、アンティークの和更紗布をコレクションして
「和更紗文様図譜」という本まで出版した装幀家の熊谷博人さんがいました。
彼が何年もかけて集めたという目眩く和更紗の布がたくさん紹介されている本です。
更紗はインドなどアジア諸国で目にして、いつも心魅かれる布なので、日本にも渡って作られてきたことなどを知り、とても気になっています。

忘年会では、私以外は染め物に深く関わっている方々ばかり。
私はといえば、写真を通してという形でなら、染め物や布作りに関わってきたかな?
カンボジアの素朴な村で母から娘に伝わる染め物や手織りの絣絹織物、気が遠くなりそうに複雑で緻密な手仕事で美しさが際立つラオスの絹織物、インド、ジャイプール郊外の伝統的な木版染め、ベトナムの山岳地帯サパに暮らす黒モン族の深い深い色の藍染め・・・。
最近では、美しいパズルを正確に組み立てていくかのような和更紗の染め物です。
作業をカメラのファインダーを通して見ながら、時に感嘆のため息を密かにつき、撮影してきました。

作る人の技術、センス、こだわり、また温かみが表れる一点ものの作品は、やはり機械ではなく、人が作る手仕事ならでは。
そして私は、そんなものづくりの心や思いも写すことができたらいいな、と願いながら撮影していることに、最近あらためて気がつきました。
気になるテーマもあるので、来年もさらに邁進していきたいと思います。
まだ気が早いでしょうか?(笑)
by mayumiish | 2012-12-11 04:21 | 日本

「ピープルツリー」2013新作発表会に

先日、フェアトレードのブランドピープルツリー People Treeの2013年新作発表会に行ってきました。

ピープルツリーは先頃20周年を迎えた、日本をリードするファトレード・ファッションブランドです。フェアトレードが目指すものは、生産地で立場の弱い人々を大切にするフェアな売買、労働条件などの配慮、機械での大量生産ではなく手仕事の重視、サステナビリティー(持続可能性)重視などです。生産地はインド、バングラデシュ、ネパール、アフリカなどなど。

2013年春・夏の新作は、よりデザイン性のあるスタイルで、レディースものはなんとなくふんわりフェミニン。イギリスのデザイナーとの楽しいコラボレーションもありましたよ。リネンやエプロンなどキッチン周りの商品も目立ったような。オーガニックコットンもいつもながら充実。衣服の柄の種類も増え、早くも春が待ち遠しい感じです。個人的には、インドプリントのシルクブラウスが気になりました。

ピープルツリーの衣服、雑貨などを一つ一つよく見るとわかりますが、ここの製品は、布地からして手織りのものが多いです。例えば、バングラデシュの村で織られたコットン製のスカートやパンツ。プリントはインドの木版染めだったり。ニット製品はネパール。作り手がわかり、また手仕事ならではの温かみが伝わってきます。

以前、雑誌の取材で、ピープルツリーが発注している生産地の一つ、バングラデシュのタナパラ村を訪問したことがあります。ヤギがのんびりと土の道を歩く素朴な村です。村に住む女性たちが工房に通ってきて、機織り機でコットン布を手織りし、染め物をし、精緻なノクシカタ刺繍を作って働いていました。はるか遠い首都ダッカにある大きな縫製工場で働いていたものの、体を壊して村に帰ってきたという女性もいました。工房の隣には労働者の子供達が通える小学校があり、託児所もありました。工房にいた女性たちはみな瞳がキラキラ輝いて、とても元気だったことが強く印象に残っています。

また、ピープルツリーの生産管理担当の人々が実際にバングラデシュに足を運び、次シーズンの発注をしたり、生産管理をしたりと、生産地と直接、一生懸命関わって運営されていることがよくわかりました。フェアトレードが機能していると実感できたのです。それ以来、ますますピープルツリーが好きになり、毎シーズンの新しい製品を楽しみにしています。

日本でのフェアトレードに関する認知率は、イギリスなどに比べるとまだそれほど高くないようです。ただ、ピープルツリーのスタッフの方と話をしたのですが、このところ、手仕事に興味を持って店に来店するお客さんがじわじわ増えているとのことでした。

この冬は「ネパールKIZUNA プロジェクト」という活動も行われているようです。手編みのニットキャップがかわいい!フェアトレードって何?という人はチェックしてみては?

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by mayumiish | 2012-11-24 03:42 | フェアトレード

「AZUR」4月号「日本再発見の船旅」特集に掲載です

AZUR(東京ニュース通信社)2010年4月号に、
飛鳥IIに乗船して日本をぐるっと一周してきた船旅取材の
記事が掲載になりました。

今号は「日本再発見の船旅」大特集です。
その中で「三。伝統工芸美、そのルーツを探して」の
写真撮影と執筆を担当しています。
記事に掲載されている場所は、種子島、佐世保、金沢、佐渡、青森、小樽です。

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この表紙も私の写真です。
これが選ばれた時、少し意外な気もしたのですが、
アートディレクションの妙ですね!
ちなみに場所は、早朝、日の出前の佐渡島付近です。

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手仕事やそれにたずさわる人々が好きなので、
忙しくも楽しい取材でした。
また、初めての長い船旅だったのですが、私自身、
船で巡る日本の新たな魅力を発見した取材旅でした。

検索してみたら、ネットのアマゾンでも扱っていました。
船の旅 AZUR( アジュール ) 2010年 04月号 [雑誌]
by mayumiish | 2010-02-21 12:41 | News

アジアの布・カンボジア

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アジア好きの人は、布好きの人が多いですよね。
アジアの国々には、とても味わい深い
手織りや手染めの布が多彩にあります。

先月、インドのオリッサ州を旅してきた友達たちは、
オリッサで有名な絣織りなどの布をどっさり買ってきたそうです。

そういう私も布好きで、先月行ったカンボジアでは手織物の村を訪ねたり、
布製品を扱うブティックに足繁く通って
手織りのシルクスカーフやらコットンを
(またもや)たくさん買ってきてしまいました。
行くたびに新しい織りや柄の製品が並ぶこの頃のカンボジアです。
今回は、これまであまり見なかったシルクスクリーンの
染めものが新たに登場していました。

カンボジアの織物は、ホールと呼ばれる細かい柄の
イカット(絣織り)のシルクが伝統的です。

特に、クメール生糸で織られた良質のシルクはことさらに柔らかで
とても手触りの良いのが特徴です。
でも生産量が少ないので、普通はベトナムなど近隣から輸入した
生糸が用いられています。

また、クロマーと呼ばれるチェック柄のコットンスカーフは
日本の手ぬぐいに当たる存在で、
頭に巻いたり、首に巻いたり、荷物を入れてしばったりと大活躍。
カンボジア人の暮らしの中に密着した布です。

それらの布は、工場で生産されているものではなく、
プノンペンの郊外に点在する村々の高床式家屋の軒下で、
糸の紡ぎから染色、機織りまで全て手仕事で
行われているのがまた魅力です。
かつて、ポルポト時代などに絹織物の生産が途絶えた時期が
あったと思うと、復活した手仕事の現在の盛況ぶりが
なおさら感慨深いのです。
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また、カンボジアの手織り布の多くは、特別な職人の仕事ではなく、
農家などの女性の家族仕事によって作られています。
通常、母から娘や近所の人々へと伝えられますが、
NGOなどの援助で、貧しい村の女性に技術を教える活動も行われています。
そのようにして生まれた布は、女性たちの収入となり、
プノンペンやシェムリアップの店で観光客などへ売られて行きます。
ある意味、かなりフェアトレードな製品です。

カンボジアを訪れたら、ぜひ手織り布に注目してみて下さい。
そして、まだ少ないながらもクメール生糸で織られた布を見つけて、
その風合いの良さもぜひ堪能してほしいものです。
by mayumiish | 2007-05-17 01:04 | アジア

写真家です。文章も書きます cMayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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