石井真弓のブログ◎Apertures mayumii.exblog.jp

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写真家です。文章も書きます cMayumi Ishii. All rights reserved.


by mayumiish

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今日、書店に行ったら「eco borneo ボルネオ・ネイチャーブック」(山と渓谷社)という本を見つけました。

ボルネオ島東部のマレーシア・サバ州を中心とした自然の宝庫をいろいろと紹介している本です。キナバタンガン川や、キナバル山、ダヌム・バレーなど、私も行ったことがあり太鼓判を押したい場所が載っていました。ボルネオ島をこよなく愛する(であろう)ネイチャーフォトグラファーたちが撮影した自然の美しい動物や植物たちのほかに、ジャングルの中のロッジやホテルなども紹介し、ボルネオ島の素敵なガイドブックになっています。

原生の熱帯雨林が残るダヌム・バレーの中のロッジ「ボルネオ・レインフォレスト・ロッジ」が特に私もおすすめしたい場所です。深いジャングルがすぐ目の前に広がる静かなロッジのテラスで深呼吸する空気はとても新鮮。また、数十メートルの高い木々が茂る森を歩きながら、野生のテナガザルやオランウータンに遭遇したり、美しい鳥の鳴き声に耳を澄ましたり、多様な植物たちに囲まれていると、自分が自然のほんの一部なんだということをしみじみ感じ取れます。ダヌム・バレーに行く時は、毎回同じナチュラリストの人に案内を頼むのですが、この本のボルネオ・レインフォレスト・ロッジのページの中で、地上高い吊り橋キャノピーウォークの写真にその彼が写っていました。そういえば、この写真を撮った自然写真家がボルネオ島によく来て動物達を熱心に撮影している、という話しをそのナチュラリストが話していたっけ、と思い出しました。

そして、この本が優れものなのは、ボルネオ島の単なるガイドブックではなく、エコロジーなどの面からボルネオ島が直面している問題や改善への取り組みについてもきちんと紹介しているという点です。例えば、サバ州では今、熱帯雨林が伐採されて、パーム(ヤシ)油用のヤシプランテーションにどんどん姿を変えています。それは、ボルネオ島の玄関口、コタキナバルから島の奥地へ飛行機で飛ぶ時に、まざまざと目に入ってくるのです。ブロッコリーのようにモコモコとして見える熱帯雨林に比べて、ヤシプランテーションは規則正しく大きな面積に並び、ちょっと不気味な感じにも見えます。昨年ボルネオ島に行った時は、その3年前に行った時より明らかにプランテーションの面積が増えていました。

「ボルネオ・ネイチャーブック」によると、1984年には森林面積の2.2%だったプランテーションが、2004年には16%と、20年で約8倍に増えたそうです。パーム油は自然からできるエコ製品として、洗剤や化粧品、石鹸、食物油として広く使われるようになり、マレーシアのパーム関連品は日本が輸入するパーム関連シェアのトップとなっています。(日本アセアンセンターの2005年資料)。天然素材で一見、環境にやさしそうなパーム油は、産地では熱帯雨林の生態系を壊して、森に住んでいた動植物の住み処を奪っていることはあまり知られていません。また、ジャングルがなくなったことによる気候の変化も、サバ在住の人が気にしていました。こういうことを知ってから、お店に並ぶパーム油原料の洗剤などを見ると、増殖したプランテーションを思い出して心が痛むようになりました。

この本では、そんな環境破壊について知った日本企業の取り組みが紹介されていました。サラヤという会社は「ヤシノミ石鹸」という製品をはじめとするパーム原料の製品を作っているそうです。けれども、ボルネオ島のヤシの木プランテーション問題について知り、環境保全プロジェクトを始めたそうです。会社のサイトを見ると、ヤシプランテーションの現状や問題などが詳しく説明され、いくつかの取り組みが紹介されています。

このような会社があるとボルネオ島の未来に少し希望が持てる一方、数ヶ月前に、日経のあるニュース記事を見ました。トヨタがパーム(ヤシ)油を原料とするバイオ燃料の試験生産を2009年からマレーシアで始めるそうです(NIKKEI NETの企業ニュース/2006年7月23日)。世界のトヨタがもし大規模に生産することに決めたら、プランテーションがますます増えることにならないかと気になる記事です。環境の状況に逆行しているような・・・。

話しがそれてしまいましたが、この「ボルネオ・ネイチャーブック」の本には、実際に行って体験できるボルネオ島の貴重な自然の魅力がたくさん紹介されています。日本から直行便も出ていて成田から約6時間。ボルネオ島は意外と近いですよ。
by mayumiish | 2006-09-26 19:34 | ボルネオ島 | Comments(0)

フォトボランティア・ジャパンのチャリティー写真展への参加のお誘いをミクシイのコミュニティーでPRしたら、その後数時間のうちに10人近くの人が参加要項をリクエストしてくれました。
東京以外に、京都や九州在住のフォトグラファーの方々もいました。10月31日のエントリー締め切りまでに、これからもきっと増えるのではないかと期待しています。社会貢献に意識の高い人々がいることを知るのはうれしいことです。また、若い写真家の人にとっては、チャリティー展での展示は自分の作品をアピールするチャンスにもなるのでは、と思います。

それにしても、ネットの迅速性、情報が及ぶ範囲の広さを実感としてしみじみと感じました。やっぱりミクシイ、上場するだけのことはありますね。効果的に使えます。一方で、ネットをしていない人には情報が全然届かないこともあるわけで、今後もその格差は広がっていくのでしょうか?
by mayumiish | 2006-09-23 23:49 | つれづれ | Comments(2)

この春からヨガを習っている。
ヨガには10代の頃から興味があった。
ずっと昔に広池秋子著の本を買って、紹介されているポーズを自分でやってみたのが初めての体験だ。

その後、インドに行った時に、初心者向けの体験レッスンに出てみたりした。2年前にアメリカのオレゴン州ポートランドに約1ヶ月滞在した際には、ビクラムヨガのお試し1ヶ月メンバーになることができて、ホットヨガ状態のスタジオでレッスンを受けた。ビクラムヨガは毎回同じポーズを繰り返すので、数回行ってノートに書き留めるうちに、なんとか内容を覚えた。印象は、ヨガではあるけれども一つ一つのポーズが早くどんどん進行するので、エクササイズという感じだった。スタジオ内が暑くて、かなり汗をかくし。水の1リットルボトルは必携だ。

日本でもどこかで習いたいと思いつつ、どこに行って良いのやらわからなかったので、とりあえずジムのヨガクラスに通っていた矢先、今年たまたま見つけたのが今のヨガクラスだ。インドからはるばる来たばかりの先生のもと、この春からとうとう本格的に習い始めることができた。

ヨガというと、アメリカから来たものと思っている人もいるというビックリな話しも聞くけれど、今の日本のヨガブームの展開ぶりからすると、そう思う人がいてもおかしくないのかもしれない。私は何でも源流とかルーツが気になる性質なので、ヨガ=インドで習いたいとずっと思っていた。だから、インド人の先生からオーセンティックなヨガを学ぶことができてうれしい限りだ。

クラスでは、ポーズ以外に、呼吸法、瞑想を習う。特に「呼吸がきちんとできなければヨガを学ぶ効果がない」と先生がいつも言って、毎度、何回も意識させられる。また、ヒンズー教の神々や宇宙観についての話があったりと、ヨガと一緒にインドの文化を学べるのがいい。

このクラスは10月で終わり、1月からさらに上のレベルのクラスが始まるのだが、上がれるかどうかは先生の判断次第だ。
なんとか上のクラスに上がれることを祈りつつ、ヨガを習って変わってきたことのあれこれをたまに書いていこうと思う。
by mayumiish | 2006-09-22 21:41 | ヨガ的生活 | Comments(0)

毎年、年末近くに、銀座で「写真家たちによるチャリティー写真展」があります。

「六つ切りプリントで国際貢献を!」という主旨のもとに、有志の写真家たちがフォトボランティア・ジャパン(PVJ) という活動を行っていて、ボランティアで提供する作品を1枚1万円で展示即売し、 売り上げを実績のあるNGOに寄付する活動です。

毎年150名以上のプロ写真家が参加していて売り上げが約200万円になります。 私も数年前から参加し、少し事務局のお手伝いをしていますが、ジャンルや年代を越えた写真家たちの作品の数々が展示されるので、見ているだけでも楽しいものです。

今年は10回目となり、そろそろ写真家エントリーのシーズンとなりました。

今年のチャリティー展の日程は以下の通りです。

◎会期:2006年12月15日(金)〜18日(月)

◎会場:富士フォトサロン・スペース1&2(銀座)

◎企画運営:フォトボランティア・ジャパン

◎協力:富士フィルムイメージング株式会社

今年の売り上げ金寄贈先:「スリランカの子供たちの就学を助ける会」と「インド子供基金」

写真家のエントリー締め切り:2006年10月31日 

作品提出締め切り:2006年11月25日

フォトボランディア・ジャパン事務局のサイトhttp://www.stbears.com/pvj.html

先日、さっそくエントリー用紙を提出して、今年はどの写真を出品しようかなと思案中です。
昨年はブルネイで撮影したモスクの写真を2点出品して、両方とも売れて行きました。

このチャリティー写真展は今年10回目ということもあり、さらに多くの写真家の方々に声をかけようということになっています。
ご興味のある方には詳しい案内&申し込み書をお送りしますので、 フォトボランティア・ジャパン事務局か私までご連絡下さい。
by mayumiish | 2006-09-21 00:59 | フォトボランティア | Comments(0)

ー世界は1冊の本ー


今日からとうとうブログを始めることにしました。

夏の暑さがおさまり、静かな虫の鳴き声が夜な夜な秋の訪れを告げるこの頃です。
もうすぐ撮影の仕事で旅に出かけます。

「世界は一冊の本。そして旅をしない人は、本を1ページしか読んだことにならない」。

聖アウグスティヌス(354-430)というキリスト教聖者の言葉だそうです。
はるか昔(日本は邪馬台国時代?)から、旅の意義を唱える人がいたのですね。

世界が本ならば、あまりに膨大なページ数ですが、
それだけ面白くもあり、できるだけ多くのページ数を読んでいきたいと思います。
by mayumiish | 2006-09-18 00:00 | Photography | Comments(4)