銃が出てくるけど。「ノーカントリー」など
週末は春爛漫な天気でしたね。
そんな中、原稿仕事でずっと家にこもっていました。
ネットでニュースを見てたら、
俳優チャールトン・ヘストンが亡くなったとのこと。
映画「猿の惑星」や「ベンハー」に主演していましたが
一番印象深いのは、マイケル・ムーアの映画
「ボーリング・フォーコロンバイン」での彼です。
銃社会を維持しようと(?)全米ライフル協会の会長を
務めていたこともあり、
銃文化アメリカの象徴のような人でした。
アメリカの銃問題は本当に深刻ですが、
TVや映画の中に当たり前のように出てくるので
人々の感覚が慣れてしまっているのでしょうか。
最近、飛行機の中で見た二つの映画が
とても面白かったのですけど
思えば、やはり銃が登場する映画でした。
私も感覚が慣れてしまっているのでしょうか。
といってももちろん、映画と現実は違うわけですが。
昔、グアム島で銃の射撃体験をした時は
22口径ながら撃った時に腕に伝わる衝撃が
とても怖かったです。
機内で観た映画の一つは「ノーカントリー」。
殺し屋役ハビエル・バルデムのそこにいるだけで
圧倒的に不気味な存在感。
追われるベトナム帰還兵役ジョシュ・ブローリン(ダイアン・レインの
夫なんですね)の機敏なタフさ。
枯れた感じの保安官役トミー・リー・ジョーンズ。
そして、監督は「ファーゴ」や「オーブラザー!」のコーエン兄弟。
俳優たちの名演、最後まで分からないストーリー、
80年代初期風の雰囲気、テキサスのロケーション、
シュールなアートワーク、音の使い方と、
どれも私のツボにはまって、行きと帰りの飛行機で
3回も観てしまいました。
全体的にシリアスながら、ところどころがコミカルで、
私の好きなシーンは、
殺し屋アントンが、ロウェーリンの居場所を探して
不動産屋の女主人を訪ねるシーン。
ぷっくりと巨大な風船のように太った女主人に
「ロウェーリンはどこで働いている?」と
アントンが威圧的に何度も聞くのですが、
「テナントの情報は教えられないよ」と
頑として教えない彼女。
行く手を阻む相手を次々と殺してきた
非情なアントンなのに、
そのおばちゃんにはなぜか手を下さず
すごすごと退散していくのです。
その数分のやり取りの両者の表情、もう絶妙でした。
* * *
<追記>
そういえば、ハビエル・バルデムは暴力シーンや拳銃が嫌いで
拳銃を手にするシーンの撮影時、ずっと恐怖を感じていたとか。
来日の記者会見で語っていたようです。
* * *
もう一つの映画は「アメリカン・ギャングスター」。
これも時代はベトナム戦争末期の頃。
ギャングと刑事の話しなので銃がたくさん出てきます。
主人公はデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ。
監督は「ブレードランナー」のリドリー・スコット。
これも「ノーカントリー」と同じ時代設定で
独特の空気感を醸しています。
車とか人々の服装、髪形は、どことなく
「刑事スタスキー&ハッチ」?(知ってる人いますか?)
実話を元にしているそうで、
ストーリーの後半が意外な展開になり面白かったです。
主人公二人の名演が光っていました。
そういえば、この映画にも「ノーカントリー」の
ジョシュ・ブローリンが出演していました。
全く違う印象の役で、一見、同一人物とわからず。
そして、この二つどちらの映画もそうでしたが、
面白い映画は、主演だけでなく
助演、端役の一人一人が名演の気がします。
短い登場時間にキラッと印象を残すことは
ある意味すごいことですね。
などと、チャールトン・ヘストン死去のニュースから
思い出したことを書きました。
これからまだ原稿書きが・・・!
そんな中、原稿仕事でずっと家にこもっていました。
ネットでニュースを見てたら、
俳優チャールトン・ヘストンが亡くなったとのこと。
映画「猿の惑星」や「ベンハー」に主演していましたが
一番印象深いのは、マイケル・ムーアの映画
「ボーリング・フォーコロンバイン」での彼です。
銃社会を維持しようと(?)全米ライフル協会の会長を
務めていたこともあり、
銃文化アメリカの象徴のような人でした。
アメリカの銃問題は本当に深刻ですが、
TVや映画の中に当たり前のように出てくるので
人々の感覚が慣れてしまっているのでしょうか。
最近、飛行機の中で見た二つの映画が
とても面白かったのですけど
思えば、やはり銃が登場する映画でした。
私も感覚が慣れてしまっているのでしょうか。
といってももちろん、映画と現実は違うわけですが。
昔、グアム島で銃の射撃体験をした時は
22口径ながら撃った時に腕に伝わる衝撃が
とても怖かったです。
機内で観た映画の一つは「ノーカントリー」。
殺し屋役ハビエル・バルデムのそこにいるだけで
圧倒的に不気味な存在感。
追われるベトナム帰還兵役ジョシュ・ブローリン(ダイアン・レインの
夫なんですね)の機敏なタフさ。
枯れた感じの保安官役トミー・リー・ジョーンズ。
そして、監督は「ファーゴ」や「オーブラザー!」のコーエン兄弟。
俳優たちの名演、最後まで分からないストーリー、
80年代初期風の雰囲気、テキサスのロケーション、
シュールなアートワーク、音の使い方と、
どれも私のツボにはまって、行きと帰りの飛行機で
3回も観てしまいました。
全体的にシリアスながら、ところどころがコミカルで、
私の好きなシーンは、
殺し屋アントンが、ロウェーリンの居場所を探して
不動産屋の女主人を訪ねるシーン。
ぷっくりと巨大な風船のように太った女主人に
「ロウェーリンはどこで働いている?」と
アントンが威圧的に何度も聞くのですが、
「テナントの情報は教えられないよ」と
頑として教えない彼女。
行く手を阻む相手を次々と殺してきた
非情なアントンなのに、
そのおばちゃんにはなぜか手を下さず
すごすごと退散していくのです。
その数分のやり取りの両者の表情、もう絶妙でした。
* * *
<追記>
そういえば、ハビエル・バルデムは暴力シーンや拳銃が嫌いで
拳銃を手にするシーンの撮影時、ずっと恐怖を感じていたとか。
来日の記者会見で語っていたようです。
* * *
もう一つの映画は「アメリカン・ギャングスター」。
これも時代はベトナム戦争末期の頃。
ギャングと刑事の話しなので銃がたくさん出てきます。
主人公はデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ。
監督は「ブレードランナー」のリドリー・スコット。
これも「ノーカントリー」と同じ時代設定で
独特の空気感を醸しています。
車とか人々の服装、髪形は、どことなく
「刑事スタスキー&ハッチ」?(知ってる人いますか?)
実話を元にしているそうで、
ストーリーの後半が意外な展開になり面白かったです。
主人公二人の名演が光っていました。
そういえば、この映画にも「ノーカントリー」の
ジョシュ・ブローリンが出演していました。
全く違う印象の役で、一見、同一人物とわからず。
そして、この二つどちらの映画もそうでしたが、
面白い映画は、主演だけでなく
助演、端役の一人一人が名演の気がします。
短い登場時間にキラッと印象を残すことは
ある意味すごいことですね。
などと、チャールトン・ヘストン死去のニュースから
思い出したことを書きました。
これからまだ原稿書きが・・・!
by mayumiish
| 2008-04-06 22:26
| アート
|
Comments(3)
写真家です。文章も書きます ©Mayumi Ishii. All rights reserved.
by mayumiish
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