「ピープルツリー」2013新作発表会に
先日、フェアトレードのブランドピープルツリー People Treeの2013年新作発表会に行ってきました。
ピープルツリーは先頃20周年を迎えた、日本をリードするファトレード・ファッションブランドです。フェアトレードが目指すものは、生産地で立場の弱い人々を大切にするフェアな売買、労働条件などの配慮、機械での大量生産ではなく手仕事の重視、サステナビリティー(持続可能性)重視などです。生産地はインド、バングラデシュ、ネパール、アフリカなどなど。
2013年春・夏の新作は、よりデザイン性のあるスタイルで、レディースものはなんとなくふんわりフェミニン。イギリスのデザイナーとの楽しいコラボレーションもありましたよ。リネンやエプロンなどキッチン周りの商品も目立ったような。オーガニックコットンもいつもながら充実。衣服の柄の種類も増え、早くも春が待ち遠しい感じです。個人的には、インドプリントのシルクブラウスが気になりました。
ピープルツリーの衣服、雑貨などを一つ一つよく見るとわかりますが、ここの製品は、布地からして手織りのものが多いです。例えば、バングラデシュの村で織られたコットン製のスカートやパンツ。プリントはインドの木版染めだったり。ニット製品はネパール。作り手がわかり、また手仕事ならではの温かみが伝わってきます。
以前、雑誌の取材で、ピープルツリーが発注している生産地の一つ、バングラデシュのタナパラ村を訪問したことがあります。ヤギがのんびりと土の道を歩く素朴な村です。村に住む女性たちが工房に通ってきて、機織り機でコットン布を手織りし、染め物をし、精緻なノクシカタ刺繍を作って働いていました。はるか遠い首都ダッカにある大きな縫製工場で働いていたものの、体を壊して村に帰ってきたという女性もいました。工房の隣には労働者の子供達が通える小学校があり、託児所もありました。工房にいた女性たちはみな瞳がキラキラ輝いて、とても元気だったことが強く印象に残っています。
また、ピープルツリーの生産管理担当の人々が実際にバングラデシュに足を運び、次シーズンの発注をしたり、生産管理をしたりと、生産地と直接、一生懸命関わって運営されていることがよくわかりました。フェアトレードが機能していると実感できたのです。それ以来、ますますピープルツリーが好きになり、毎シーズンの新しい製品を楽しみにしています。
日本でのフェアトレードに関する認知率は、イギリスなどに比べるとまだそれほど高くないようです。ただ、ピープルツリーのスタッフの方と話をしたのですが、このところ、手仕事に興味を持って店に来店するお客さんがじわじわ増えているとのことでした。
この冬は「ネパールKIZUNA プロジェクト」という活動も行われているようです。手編みのニットキャップがかわいい!フェアトレードって何?という人はチェックしてみては?
ピープルツリーは先頃20周年を迎えた、日本をリードするファトレード・ファッションブランドです。フェアトレードが目指すものは、生産地で立場の弱い人々を大切にするフェアな売買、労働条件などの配慮、機械での大量生産ではなく手仕事の重視、サステナビリティー(持続可能性)重視などです。生産地はインド、バングラデシュ、ネパール、アフリカなどなど。
2013年春・夏の新作は、よりデザイン性のあるスタイルで、レディースものはなんとなくふんわりフェミニン。イギリスのデザイナーとの楽しいコラボレーションもありましたよ。リネンやエプロンなどキッチン周りの商品も目立ったような。オーガニックコットンもいつもながら充実。衣服の柄の種類も増え、早くも春が待ち遠しい感じです。個人的には、インドプリントのシルクブラウスが気になりました。
ピープルツリーの衣服、雑貨などを一つ一つよく見るとわかりますが、ここの製品は、布地からして手織りのものが多いです。例えば、バングラデシュの村で織られたコットン製のスカートやパンツ。プリントはインドの木版染めだったり。ニット製品はネパール。作り手がわかり、また手仕事ならではの温かみが伝わってきます。
以前、雑誌の取材で、ピープルツリーが発注している生産地の一つ、バングラデシュのタナパラ村を訪問したことがあります。ヤギがのんびりと土の道を歩く素朴な村です。村に住む女性たちが工房に通ってきて、機織り機でコットン布を手織りし、染め物をし、精緻なノクシカタ刺繍を作って働いていました。はるか遠い首都ダッカにある大きな縫製工場で働いていたものの、体を壊して村に帰ってきたという女性もいました。工房の隣には労働者の子供達が通える小学校があり、託児所もありました。工房にいた女性たちはみな瞳がキラキラ輝いて、とても元気だったことが強く印象に残っています。
また、ピープルツリーの生産管理担当の人々が実際にバングラデシュに足を運び、次シーズンの発注をしたり、生産管理をしたりと、生産地と直接、一生懸命関わって運営されていることがよくわかりました。フェアトレードが機能していると実感できたのです。それ以来、ますますピープルツリーが好きになり、毎シーズンの新しい製品を楽しみにしています。
日本でのフェアトレードに関する認知率は、イギリスなどに比べるとまだそれほど高くないようです。ただ、ピープルツリーのスタッフの方と話をしたのですが、このところ、手仕事に興味を持って店に来店するお客さんがじわじわ増えているとのことでした。
この冬は「ネパールKIZUNA プロジェクト」という活動も行われているようです。手編みのニットキャップがかわいい!フェアトレードって何?という人はチェックしてみては?
by mayumiish
| 2012-11-24 03:42
| フェアトレード
|
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by mayumiish
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